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FedEx Championship
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2000 CARTチャンピオンシップシリーズ

第4戦 リオデジャネイロ(ブラジル)

2000年 4月30日開催
天候:晴れ  気温:30℃ コースコンディション:
観客:未発表

 
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今年初の海外レースとなったブラジルで3位表彰台!
P.トレイシー、ドライバーズポイントでリードを保ったまま日本へ


3位フィニッシュP.トレイシーの走り

CART FedExチャンピオンシップシリーズ第4戦は舞台を南半球へと移し、太陽とサンバの国ブラジルのリオデジャネイロで開催された。快晴に恵まれた土曜日の予選では、ポール・トレイシーが3番グリッドを確保、5人のホンダエンジンユーザー中トップとなった。

前回のロングビーチでは予選17位と後方からスタートしたにもかかわらず見事優勝、現在ポイントリーダーのポール・トレイシーは、38秒843のタイムでセカンドロウからスタートする。以下ホンダ勢はエリオ・カストロ・ネベスが38秒985で7位、ダリオ・フランキッティが39秒026で8位、金曜日のオープニングプラクティスではトップタイムだったジル・ド・フェランはアンダーステアに苦しみ39秒298で13位に留まる。ケガで休場中の中野信治のピンチヒッター、ブライアン・ハータは39秒620で20位を確保した。

気温30度と今年最高の気温を記録した中で迎えた決勝日。午後1時36分、108周で行われる決勝レースは、O.セルビアがグリーンフラッグの直前、ターン4の出口でスピン。インフィールドの壁に激突したためにフルコースコーションとなり、5周目のグリーンフラッグによってレースがスタート。ポールポジションから飛び出したA.タグリアーニが序盤から後続との差を広げに掛かる。


ド・フェランとカストロ・ネベス

ホンダ勢は予選3位からスタートしたポール・トレイシーが堅実な走りでポジションをキープするが、チームメイトのダリオ・フランキッティが37周目のピットアウトでバランスを崩して180°スピン。そのままコースへと復帰できたものの、大きくタイムロスしてしまう。同時にピットストップしたポール・トレイシーは依然3位で戦列へ復帰。

レースも半分に差しかかった55周目、ブライアン・ハータのマシンにメカニカルトラブルが発生。マシンをコースサイドにストップさせたためフルコースコーションとなる。ポール・トレイシーを含む一部のマシンがこの時にピットへ入り、2度目のピットストップを行った。このピットストップで一時12位までポジションを落とすことになったポール・トレイシーだったが、上位陣のリタイアなどにより、79周目には4番手までポジションアップ。レースも残り10周となった98周目、A.タグリアーニ、K.ブラック、A.フェルナンデス、ポール・トレイシーの順でターン1へ。

レースもクライマックスを迎えようとしていた100周目のターン1、トップを走行していたA.タグリアーニがコントロールを失いスピン。ポール・トレイシーは難なく脇をすり抜けていったものの、7位走行中のダリオ・フランキッティがストールしたA.タグリアーニのマシンと接触してしまう。この後、105周目にいったんグリーンとなるが、A.タグリアーニがまたもターン4でスピン、再びフルコースコーションとなってしまう。結局、最後はフルコースコーションでチェッカーフラッグとなり、A.フェルナンデスが優勝、2位J.バッサー、3位ポール・トレイシーという順位になった。


表彰台のトレイシー

この他のホンダ勢は、ダリオ・フランキッティが11位、ジル・ド・フェランがシフトリンケージトラブルで今期初のリタイアとなる17位、ブライアン・ハータ20位、エリオ・カストロ・ネベスはギアボックストラブルで24位に終わった。 次戦は5月13日、舞台を日本へと移し、栃木県もてぎ町の1.5マイルオーバル、“ツインリンクもてぎ”で開催される。ホンダ勢のホームコースでの活躍に期待したい。

P.トレイシー(3位)
Team KOOL Greenはこれで3戦中、3回連続表彰台をゲットした。シリーズポイントリードを保ったまま次の“もてぎ”へ向かうことができるね。今日のレースは非常に厳しいレースだったが、チーム一丸となり、いい結果を残すことができた。今後もこの調子で安定して結果を残せるよう、全力をつくすつもりだよ。

朝香充弘HPD副社長
他のドライバーがギアボックスなどのマシントラブルによってリタイアする中で、ポール(トレイシー)はがんばってくれましたね。今年のポールはツキもあって、どんどんいい方に転がっていってます。ランキング1位でもてぎに行くことになりましたが、今年もいいレースができるよう、全力でがんばって行きたいと思います。

     
 

 

  CARTチャンピオンシップ 第4戦 結果表  

POS DRIVER ENTRANT/ENGINE STATUS
1 A.FERNANDEZ Patrick Racing/Ford Cosworth 124.256mph
2 J.VASSER Target/Chip Ganassi Racing/Toyota 0.931sec
3 P.TRACY Team KOOL Green/HONDA 1.338sec
4 C.DA-MATTA PPI Motorsports/Toyota 1.581sec
5 C.FITTIPALDI Newman/Haas Racing/Ford Cosworth 2.356sec
6 R.MORENO Patrick Racing/Ford Cosworth 3.687sec
7 M.BLUNDELL PacWest Racing Group/Mercedes-Benz 5.079sec
8 M.GIDLEY Player's/Forsythe Racing/Ford Cosworth 6.504sec
9 M.ANDRETTI Newman/Haas Racing/Ford Cosworth 1Lap
10 K.BRACK Team Rahal/Ford Cosworth 1Lap
11 D.FRANCHITTI Team KOOL Green/HONDA 1Lap
12 L.GARCIA Jr. Arciero Project Racing Group/Mercedes-Benz 4Laps
13 A.TAGLIANI Player's/Forsythe Racing/Ford Cosworth 5Laps
14 G.SALLES Dale Coyne Racing/Ford Cosworth 10Laps
15 M.JOURDAIN Jr. Bettenhausen Motorsports/Mercedes-Benz 18Laps
16 M.PAPIS Team Rahal/Ford Cosworth 18Laps
17 G.DE-FERRAN Marlboro Team Penske/HONDA 29Laps
18 T.KANAAN Mo Nunn Racing/Mercedes-Benz 39Laps
19 T.KUROSAWA Dale Coyne Racing/Ford Cosworth 44Laps
20 B.HERTA Walker Racing/HONDA 54Laps
21 M.GUGELMIN PacWest Racing Group/Mercedes-Benz 55Laps
22 J.MONTOYA Target/Chip Ganassi Racing/Toyota 78Laps
23 N.FONTANA Della Penna Motorsports/Toyota 79Laps
24 H.CASTRO-NEVES Marlboro Team Penske/HONDA 86Laps
25 O.SERVIA PPI Motorsports/Toyota  
(参考:1mile=1.609344km)

 

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