DAY1 それぞれにハプニング、ランプキン2位、3位コロメ、4位藤波
DAY2 ランプキン優勝!コロメ3位、そして藤波が6位と低迷

2日目、優勝のランプキン
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第1日目
トップライダー達にさまざまなハプニングが起こった。
今回のセクションは難易度が低く、イージーミスが命取りである。連勝中のドギー・ランプキン(モンテッサ−ホンダ)は1ラップ目の第4、第5セクションをたて続けにイージーミスの5点を取る程、集中力に欠けていた。ランプキンがこの2つの5点(計10点)を取り戻すことはとても困難なことだった。藤波貴久(モンテッサ−ホンダ)は1ラップ目の第12セクションにおいて納得できない5点(オブザーバーはバックによる5点と判定)を取ったことで気持ちが乱れてしまう。マーク・コロメ(モンテッサ−ホンダ)も1ラップ目の第9セクションでイージーミスの5点。
トップライダー達がそれぞれイージーミスをおかしている隙に、マーク・フレイシャ(ガスガス)が1ラップ目を1点で消化して1ラップ目トップに立つ。
2ラップ目はランプキンとコロメが減点2点で追い上げる。藤波は第4セクションで大クラッシュの5点。痛めた肩をかばいながらその後はクリーンし続けたものの挽回できず。結局2ラップ目に4点でまとめたフレイシャが合計5点で逃げ切り初優勝を遂げた。
ジュニアカップでは、日本の田中太一(ベータ)が優勝。表彰式で君が代が響き渡った。
第2日目
2日目も好天が続いた。セクションはさらに乾燥して会場には埃が舞う程で、イージーセクションによる精神戦が続いた。主催者は3つのセクションをモディファイしたが、難易度はまったく上がらなかった。各ライダーは長い下見で相手のトライアルを観察しながら慎重なトライを重ねる。
1日目は2位に甘んじたランプキンだが、2日目は本来の力を発揮している。ミスなくクリーンを連発して1ラップ目は1点で消化。調子を取り戻したランプキンに続くのはコロメとジャービス(シェルコ)、そして昨年この会場で2位に入っているブルー・カモッジ(ガスガス)がそれぞれ4点。藤波は第9セクションで5点を出してしまい計8点である。
2ラップ目。ランプキンは3点で回り合計4点で競技を終了する。そこにカモッジが13セクションまでクリーンを続けて14セクションで1点をとっただけでゴール。ランプキンに迫る合計5点で競技を終え2位に。そしてコロメが2ラップ目3点で回り合計7点で3位になった。日本の藤波は6位、黒山健一(ベータ)は8位、そして田中太一は16位に。
奇しくも上位3名は昨年のこの会場と同じ順位であった。
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2日目の表彰式、1位ランプキン、3位コロメ
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第4セクションの大ステアケースを行く藤波
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第1日目
D.ランプキン(2位)
セクションはあまりにも簡単過ぎた!敗因は1ラップ目の2つの5点がすべてだった。あの失点を後半で挽回することは不可能だった。
M.コロメ(3位)
ここまで簡単なセクション設定には疑問が残る。このような精神戦はとても嫌いだ。
藤波 貴久(4位)
第9セクションはクリーンのつもりでセクションアウトしたのに5点と言われて気持ちが動転した。その後、2ラップ目の第4セクションで転んで肩を傷めたんです。最後まで痛さを我慢してトライしたけど、この二つの5点で表彰台を逃してしまい残念な結果で終わりました。
第2日目
D.ランプキン(1位)
フェデレーションの説明では易しいセクション、中間難易度のもの、そして残りの5つが難しくというはずなのに、今日のセクションは全部がイージーだった。昨日のようにミスなく走れたから優勝できたが、精神的に辛い戦いだった。
M.コロメ(3位)
これほど易しい設定は観客のためにもよくないと思う。トライアルの将来のためにも考えてほしい思う。混戦だったが、二日とも表彰台に上がれたのはラッキーだった。
藤波 貴久(6位)
1ラップ目の第9セクションでミス。この5点を取った瞬間、今日はもう終わりだと思った。2ラップ目は2点でまとめたけど取り返すことができず、結果は6位。精神的につらい大会でした。
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