エドワーズ、スライトを巻き込み、第1レース共に転倒
第2レースは、スライト9位、エドワーズ10位でフィニッシュ

天候に恵まれたミサノのスタートシーン
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予選、決勝とも文句なしの天候に恵まれたイタリア、ミサノサーキットには 57,500人のファンが詰め掛けた。予選2番手で最終グリッドを決めるスーパーポール(SP)出場の権利を得たエドワーズは、これまで、4戦連続ポールポジション(PP)を獲得しており、5戦連続に期待が掛かった。だが、クラッシュ。6戦連続PPを達成すると200000£となるが、この賞金のチャンスをフイにしてしまう。15番手となり4列目となってしまった。スライトは、8番手で2列目スタート。
第1レースの決勝は、予想外の結果となり、1周目で9位までポジションを上げたエドワーズ。7位にはスライトがおり両者とも更なる上位を狙っていた。だが、2ラップ目、バックストレートエンドの左コーナーで、エドワーズは、柳川(K)をかわそうとしたが、予想していたより早いブレーキングに行き場を失いスライドし、柳川にぶつかることは避けることができたが、スライトを巻き込んでしまった。幸い二人に怪我はなかったが、レースはそこで終わってしまった。レースは、スーパーポールでベストタイムを出したコーサー(A)が、ホールショットを奪い、芳賀(Y)、ボルハ(D)の追撃を振り切り優勝した。
第2レース決勝は、 藤原(S)が1周目トップに立ち、芳賀、コーサー、バイリス(D)、スライトらが追いかける形になった。2ラップ目にはコーサーがトップを奪い芳賀が続くが、
8ラップ目に芳賀が転倒を喫し、キリ(K)が飛び散った破片をよけきれず転倒の波乱が続く。その波乱に巻き込まれるのを回避したスライトが9位。エドワーズは10位でフィニッシュ。レースは最終的に、エドワーズが、このラウンドで獲得したのは、6ポイントのみとなってしまうが、ランキングトップは維持、次戦に向けて健闘を誓った。レースは、コーサーが第1レースに続き第2レースも制した。
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ランキングトップを維持のエドワーズ
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スライトは、第2レースで9位
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第1レース
C.エドワーズ(リタイヤ)
柳川をパスしようとしたが、彼のブレーキングが思ったより早く、全力でブレーキをかけたが間に合わず、彼とぶつかりそうだったので彼から離れたが、アーロンが僕の目の前におり、なす術がなかった。アーロンにぶつかり、二人とも転倒してしまった。アーロンは、悪いときに悪い場所にいた。全く僕のミスだった。
A.スライト(リタイヤ)
何が起こったのか分からなかった。後ろからぶつけられ、倒れてしまった。残念だったよ。マシンの調子もよく、2位争いのバトルを見ていて、そこに入り込めると思っていたからね。がっかりしたけど大丈夫。第2レースに向けてマシンを組み立て直し、第1レースより良くなっているか見てみるよ。
第2レース
C.エドワーズ(10位)
スペアマシンは、あまりいい感じではなかった。フロントに問題を抱えており、ハードにプッシュしようとするとリアに影響が出てくるといった具合。2、3周で、トップに追いつくことは無理だと分かった。今日は本当にアンハッピーな日だ。全てはスーパーポールでの転倒に始まっているのだが、気持ちを切り替え次のバレンシアの準備をするよ。
A.スライト(9位)
マシンの調子は良かったが、バックストレートでトラクションに悩まされた。リアがスピンしてしまい、上位でフィニッシュすることは無理だと分かった。キリが僕の前で転倒してから、無理しないようにした。コース上にはマシンの破片などが飛び散っていたから。キリがクラッシュした時、ちょうどパスされ僕が追いかける形になり、彼を見ていたので、ぶつからずに済んだ。
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