3戦連続PP獲得のC.エドワーズが2位/優勝でランキングトップに浮上
復帰第2戦のA.スライトは予選4列目から5/7位と健闘

ランキングトップに浮上したエドワーズの走り
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第5戦イタリア大会の予選は、2日間とも快晴と、絶好のコンディションで迎えた。
初日トップに立ったのは、このサーキットを得意とするエドワーズ。2日目の予選とスーパーポールでは、エドワーズ自身が持つ予選のベストタイムを約0.6秒、スーパーポールでは約0.1秒上回る完璧な走りを見せて、3戦連続のPPを獲得した。復帰第2戦となったスライトは、予選では4番手と好調な走りを見せたが、スーパーポールで痛恨の転倒を喫して16番手に降格。4列目から決勝を迎えることになった。
迎えた決勝日。エドワーズは予選の好調を維持してウォームアップでもトップタイム。万全の状態で第1レースを迎え、見事、ホールショットを奪った。エドワーズは、予選タイムを上回る1分45秒台の好タイムで後続を振り切るが、中盤になって追い上げて来たキリ(S)との一騎打ちとなり、最終ラップの最終コーナーのブレ−キングで前に出たキリが優勝。エドワーズは0.028秒差の僅差で悔しい2位でフィニッシュ。最大5台に膨れ上がったセカンドグループで健闘していたスライトは5位。
第2レースもエドワーズとキリの一騎打ちとなったが、終始レースの主導権を握ったエドワーズが、0.031秒差で優勝。前戦イギリス大会に続いて今季3勝目を挙げて、第1レースの雪辱を果たした。このレースでエドワーズは、2位に23点差をつけて、ポイントリーダーへと浮上した。スライトは、第2レースではスタートで前に出ることが出来ず苦戦、7位でフィニッシュした。
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不利なグリットから5/7位と健闘したスライト
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第2レース、ポディアムに立つエドワーズ
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第1レース
C.エドワーズ(2位)
スタートも上手くいったし、予選よりも速いペースで走ることが出来た。しかし、キリがプレッシャーを掛けて来てたので、レース中に一度ペースを落としたが、キリも一緒にペースを落とすという神経戦となった。しかし、最後は前に出て逃げられると思っていたし、最終コーナーの入口までは、勝てると思っていた。抜かれた後にもう一度抜き返そうと思ったが、ほんの少し届かなかった。
A.スライト(5位)
4列目スタートということで、絶対に失敗は出来ないと思っていたが、思っていた通りのスタートを切ることが出来た。それからは、モンツァならではのスリップストリームの使い合いとなって最終ラップは表彰台にも立てるかと思った。最後は5位だったが、先週のドニントン同様、嬉しい結果だった。
第2レース
C.エドワーズ(1位)
第1レースで負けたときに、第2レースは絶対に負けられないと思った。第1レースでは、実はフィニッシュラインを勘違いしていた。それもあって負けたと思っているし、第2レースは勝つ自信があった。次のドイツもモンツァと同じようなコースで、ホンダパワーを生かせるコース。今回同様、優勝回数を伸ばしたいと思っている。
A.スライト(7位)
今回のレースは、グリットが16番手だったということが全てだった。第2レースはスタートに遅れて一周目は8番手だった。その後のラップタイムはトップグループと同じだっただけに残念。しかし、今日の結果には、満足している。
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