PP獲得のエドワーズ5位/3位で表彰台ゲット
スポット参戦鎌田16位/15位、伊藤は無念の欠場

第2レース、3位で表彰台のエドワーズ(右)
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これまで、秋の開催だった日本ラウンドが、4月開催となり、桜満開の中で行われた。ゴールデンウィークの始まりとあって、多くのファンが世界の走りを堪能しようと詰めかけた。ホンダチームは、フル参戦のエドワーズと、スライトの代役としてテストライダーの鎌田の参戦を決めた。全日本の伊藤もワイルドカード参戦、期待が持たれた。
だが、伊藤は予選初日に転倒、ケガが心配されたが、参戦を決め、最終予選に挑み、再び転倒、右手薬指を痛め、無念の欠場を決めた。エドワーズは、決勝グリッドを決めるスーパーポールで、目の覚めるような完璧な走りで、トップタイムをマーク、ポールポジション(PP)を獲得した。今季初レースとなる鎌田は、15番手を獲得した。
花冷えとなり、気温14度と冷え込んだ予選2日間だったが、決勝日は、気温が上がった。タイヤ選択が重要となり、エドワーズは、セッティングを詰めていたタイヤではなく、使い慣れたものを選んだが、それが裏目に出て5位。鎌田は16位でチェッカーを受けた。レースは、井筒(K)が初優勝を飾り、2位に芳賀(Y)が食い込み。3位にキリ(S)が入った。
2レース目は、予選日と同じように冷え込み路面温度が下がった。エドワーズは、1レース目の経験を生かし、走り方を変えトライ、トップ争いを繰り広げて3位をゲット、表彰台に上がった。鎌田は、15位でポイントを獲得した。優勝は井筒で、2勝を挙げ完全制覇。2位には、吉川(Y)が入った。
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インタビューを受けるエドワーズ
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グリッド上の鎌田
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第1レース
C.エドワーズ(5位)
日本ラウンドは、速い日本人がたくさんいるので、ポールポジションが取れるとは思わなかった。だから、すごく、嬉しかった。その調子で、レースも頑張ろうと思ったが、予選日に比べて気温が上がったので、予選で使ったタイヤではないものを選んだ。そのタイヤはスロットル操作をスムーズに行わなければならなかった。だが、序盤はリズムが掴めず、後半追い上げたが届かなかった。
鎌田 学(16位)
スタート直後の転倒に巻き込まれそうになって、出遅れてしまいました。追い上げているうちにタイヤを消耗させてしまい、順位を上げることが出来ませんでした。
第2レース
C.エドワーズ(3位)
ワイルドカード参戦の日本人は、この1戦に賭けているから、その勢いにはかなわなかった。でも、3位に満足している。貴重なポイントがとれたからね。長いシーズンを考えれば悪くない結果だと思う。次のドニントンでは、2ヒートとも勝つつもりで行く。マシンも僕も調子がいいから、狙えると思う。
鎌田 学(15位)
またしても、1周目の玉田とバイリスの転倒で順位を落としてしまいました。結果には満足していませんが、僕にとっては、WSB参戦は、とてもいい経験になりました。
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