不順な天候に翻弄され実力を発揮出来ず
エドワーズ、両レース5位、クラファー、リタイヤと8位に終わる

悪天候のため遅れたスタート
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雨を伴う強風が吹き荒れた予選初日だったが、午後はドライとなる。この時、トップに立ったのはエドワーズ、2日目の予選、エドワーズは転倒、その影響からスーパーポールではタイムを伸ばせず3番手となるが、フロントローを獲得。決勝への手応えを掴んでいた。クラファーは13番手スタートとなった。
決勝日は、豪雨のためスタートが遅れた。第1レースは、ドライからウエットへと変化する路面を読んで、エドワーズはカットスリックをチョイス。だが、雨は降ったり止んだりで、レインタイヤを履いたゴバード(ビモータ)が勝ち、エドワーズは5位に終わった。クラファーはリタイヤしてしまう。
第2レースも、第1レース同様、難しい天候となった。空は晴れているが、路面はウエット。慎重にタイヤ選択をしたエドワーズは、序盤、トップに出て、レースをリードする。だが、後退してしまう。ポジション挽回を狙うが、激しい雨が降りだし、レースは中断。だが、規定周回数をクリアしていたため、そのままレース終了。コーサー(アプリリア)が勝ち、エドワーズはまたしても5位。クラファーは8位となった。
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エドワーズとクラファー
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5/5位エドワーズの走り
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第1レース
C.エドワーズ(5位)
雨が降り出すまでは、予定通りだったが、レース終盤は5位をキープすることに集中した。転倒車から流れたオイルのためにラインの自由度がなく、苦しかった。最終ラップ、5位争いに有利なドライラインを見つけることが出来、5位になれた。だから、結果には満足している。
S.クラファー(リタイヤ)
リヤにスリックを選んだために、1周目は、とにかくスリッピーで危なかった。レース序盤に雨が止んだが、タイヤがグリップするまでに時間がかかり、順位を上げることが出来なかった。雨が降り出してからは、チャンスがなくなり、リタイヤせざるえなかった。
第2レース
C.エドワーズ(5位)
ドライの予選を走り終えた時は、接近戦になると思っていたが、実際は違っていた。雨が降ると思ってタイヤを選んだが、乾きはじめ、タイヤの選択をミスしたと気づいた。その時から、ポイントを取らなければと気持ちを切り替えた。
S.クラファー(8位)
今回は、エドワーズと同じタイヤを選択した。序盤は、感触も良かったが、ドライになるにつれて、苦しくなった。芳賀(Y)にパスされ、ついていこうとしたが、出来なかった。レース後に、エドワーズはタイヤ選択さえうまく行けば、ワンツーだったのにと、言っていた。全ては、タイヤ選択にかかっていたレースだった。
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