開幕戦、コーリン・エドワーズ、第1レース勝利、第2レース2位獲得!

VTR1000SPWのデビューを勝利で飾ったエドワーズ
|
2000年WSBにCastrol HONDAは、アーロン・スライトとコーリン・エドワーズのラインナップで挑むことになっていたが、アーロンが、オフのテスト中に体調を崩し、3戦を欠場することが決まった。代役は、世界GP500で勝利したこともあり、実力を高く評価されているサイモン・クラファーとなった。
開幕戦南アフリカには、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、ドゥカティ、アプリリアの6メーカーが参戦、活気を見せた。その中でも、今季デビューのVTR1000SPWが、熱い注目を集めていた。期待のエドワーズはポールポジションを目指し、果敢なアタックを見せ、予選2番手となる。クラファーは、18番手グリッドとなる。
第1レース、ホールショットを奪ったエドワ―ズは、芳賀紀行(Y)と激しいトップ争いを見せ、最終ラップに前に出て劇的初優勝を飾った。クラファーは14位でフィニッシュ。第2レースも、エドワーズと芳賀の争いとなったが、午後の強い日差しを受けたキャラミサーキットの路面温度が上昇、第1レースと同じセッティングで挑んだコーリンはタイヤのスライドが激しくなり、苦しい戦いとなってしまう。最終的に、エドワーズは、2位をキープした。クラファーは、スタート失敗から、追い上げるもコースアウト、復帰するも21位となってしまう。開幕戦で優勝と2位を獲得した、エドワーズとVTR1000SPWのパフォーマンスは、十分にタイトルを狙えるものであることをアッピールし、シリーズをスタートした。
|
|
エドワーズのビクトリーラン
|
1/2位エドワーズのシャンパンファイト
|
第1レース
C.エドワーズ(1位)
芳賀が残り2周で前に出たことで、彼の走りを見ることが出来た。ヘアピンをワイド気味に走っていたので、最終ラップに、ヘアピンで前に出た。芳賀とは、鈴鹿8時間耐久でペアを組んで優勝した仲、安心してバトルが出来る信頼できるライダーなので、いいレースが出来たと思う。優勝できて、本当に嬉しい。
S.クラファー(14位)
予選順位より前でレースを終えられて良かった。満足できる順位ではないが、VTRを自分のスタイルに合わせていけると思えたことが、収穫だった。
第2レース
C.エドワーズ(2位)
2周目からリヤタイヤのスライドが多く、1レースのように走ることが出来なかった。気温の上昇から、路面温度が上がることを想定しなかったことが敗因だ。なんとか、芳賀についていこうとしたが、18周目にミスを犯し、離されてしまった。その後は、3番手のキリとの差を計りながら、安全マージンを取って2位でチェッカーを受けた。
S.クラファー(14位)
スタートを失敗してしまい、コースアウトしてポジションを下げてしまった。なんとか、ポイントを獲ることが出来るようにと頑張ったが、ポイント圏内に入ることが出来ず、残念だ。だが、マシンの感触はいいので、早い時期に、自分のものにしたい。
|