F.ボレー、1/2位で総合2位
R.フューズはヒート1で6位となるも、ヒート2に転倒リタイア

ヒート1、好スタートをきったF.ボレーはトップでゴール
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第5戦チェコ大会は、ドイツ国境から約50km程東に入ったロケットと言う町で開催された。このサーキットでは過去に500ccと250ccのグランプリが5回開催されており、自然なアップダウンと人工ジャンプが組み合わされたハードコース。ボレーとフューズは予選で3/4番手につけ、日曜日のウォームアップではボレーがトップタイムをマーク。また天気も土日ともに雲ひとつない好天に恵まれた。
ヒート1
ホールショットは#69C.フェデリッチ(ヤマハ)、そしてボレーが2番手、フューズはやや遅れて中盤からのスタートとなった。ボレーは1ラップ目に、早くもフェデリッチを捕らえてトップに出るとレースをリード、2番手にフェデリッチ、そして3番手の#15M.ピション(スズキ)が序盤から大きくリード。そして4番手の#77Y.デマリア(ヤマハ)は、若干遅れて第2集団。ボレーは、徐々に2番手にリードを広げながらも、終始落ち着いた走りを見せて40分プラス2周をリードしてゴール。今期2勝目を挙げた。またベストラップもボレーが2分7.466秒/56.965km/hをマーク。そしてフューズは、1ラップ目の11番手から序盤の15分過ぎに5番手までの追い上げを見せたが、終盤にペースを落として6番手に後退してゴールした。2位のピションは、中盤過ぎにフェデリッチをパスしてボレーを追撃したが、約3秒の差は縮まらず。3位にはラスト10分にフェデリッチをパスしたデマリアがゴール。
ヒート2
スタートでミスってしまったボレーは、1ラップ目に8番手のポジションからの追い上げとなった。しかし中盤には5番手、そして終盤には3番手、更にラスト2周には2番手までの激しい追い上げを見せてゴール。またフューズは好スタートを切ったが、オープニングラップの下りで転倒。ハンドルバーが曲ってしまいリタイアを強いられたが、負傷はなかった。1位はスタートから逃げ切ったピション、3位にはデマリアがゴールした。
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予選4番手と手の怪我も良くなってきたR.フューズ
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目下ランキング2位のF.ボレー
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F.ボレー(1位/2位)
ヒート1のスタートは良かったけど、ヒート2のスタートが悪かった。それが今日のレースの全てだったね。いつも勝とうと思ってトライしてるけど、僕が勝たなかったらピションが勝つというパターンだからね。次のイギリス大会が、既に待ち遠しいね。
R.フューズ(6位/リタイア)
今日はとってもついてなかったなぁ。手もだいぶ良くなってきたんだが、ヒート1では血豆が出来てしまって、終盤のハンドルのホールドがきつくなってしまったんだ。でもヒート2ではグッドなスタートだったが、今度は1ラップ目の下りで大転倒、ハンドルバーが曲ってしまった。イギリスにはカムバックするよ!
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