F.ボレー2位/リタイア、R.フューズDNS/1位
総合優勝はG.クロカード(H)

ヒート2で見事に1位のヒューズ
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今年はチャンピオンのボレーに、ランキング4位のフューズもワークス・マシンを駆る事となった。またチームはスイスのパモ・レーングとなり、更に昨年のルーキー・オブ・イヤーとなったイギリスの#12M.ジョーンズもサポート・ライダーとして加わり3人体制。しかし開幕戦はハプニングの連続でスタートした。ヒート1でフューズのマシンはウエイテング・エリアに数秒遅れとなりDNS、またヒート2ではボレーがマシン・トラブルとなりノーポイントを強いられた。総合優勝を飾ったのは1/4位となった、アイルランド出身のホンダ・プライベーターの#13G.クロカード。
ヒート1
ホールショットはクロカード。ボレーは4−5番手からのスタートから、序盤には3番手、終盤には#15M.ピション(S)をパスして2番手に浮上し、ラスト・ラップにはトップのクロカードとサイド・バイ・サイドとなるが、コンマ数秒の差で2位でゴール。フューズはスタートが出来ずにノーポイントを強いられた。
ヒート2
ホールショットはジョーンズ。フューズは4−5番手、ボレーは第1コーナーで接触となり、ほぼラストからのスタートを強いられる。ラップ1にトップで姿を見せたのは地元スペインの#80J.アロンソ(H)、そして#6M.マスキオ(K)、ジョーンズ、フューズと続く。3ラップ目にトップに立ったマスキオが転倒、フューズは序盤にトップを奪い、そのまま終盤まで快走を見せてグランプリ参戦の2年目に初優勝を飾った。またボレーは中盤過ぎには7番手まで浮上したが、マシントラブルでリタイア。ノーポイントを強いられた。
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総合優勝を飾ったクロカード(中)3位のヒューズ(右)
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舞台となったスペインのマウンテンコース
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F.ボレー(2位/リタイア)
今週はミスが多すぎた。ヒート1では自分の前に赤いジャージが4−5人走っていたが、てっきり全員をパスしたと思っていた。気がつくのが遅かった。ヒート2ではスタートで接触、途中でマシンのパワーが落ちたが、何とか3−4位でゴールが可能だったので残念。でもこれもレース、これがグランプリだから、問題はないよ。
R.ヒューズ(DNS/1位)
ヒート1では、かなり落ち込んでテンションを取り戻すのが大変だったが、ヒート2ではいいスタートが切れたし、トップでゴール出来たのでとってもハッピー。今年はマシン、チームともに素晴らしく、走りがいのあるシーズンだよ。今週はアップ・ダウンが激しかったけど、レースは始まったばかりだからね。大丈夫!
G.クロカード(1位/4位)
今回は自分が優勝出来たけど、まだまだ先は長いし頑張るよ。冬からアメリカで、マシンのセットアップとトレーニングをずーっとやっていたんだ。結果が出せてうれしいよ!
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