激戦の末、玉田が2位で、3戦連続表彰台ゲット
山口5位、伊藤、怒涛の追い上げ7位
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スーパーバイク、表彰台に上がった玉田(左)
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ピットの、山口(左)伊藤(右)
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WSB予選で右手薬指を痛めた伊藤は、全治6週間と診断される。まだ、無理できない状況ながら、復帰。ファンを安心させた。事前テスト、フリー、予選と雨が降ったり止んだりと不順な天候となり、雨、晴れ、両方のセッティングを詰める作業に追われた。伊藤、山口は、確実に仕事をこなし、雨でも晴れでも勝利を狙えるまでに仕上げていった。予選トップは、井筒(K)、2番手には玉田、伊藤3番手、山口4番手で、フロントロー獲得。
決勝は、天気も回復に向かい、ドライでレースが行われた。玉田は、追い上げ、トップ井筒に仕掛けるが、届かず僅差の2位。山口は、北川(S)と激しい4位争いを繰り広げるが5位となる。伊藤は、スタート時のフライングでストップ&ゴーのペナルティーを取られ、最後尾から怒涛の追い上げを見せ、7位まで挽回、ケガのハンデを感じさせない走りで、大いにレースを盛り上げた。
250は、転倒者が続出、オイルが出たことから、2回も赤旗が出、3回もスタートが切られた。優勝は関口(Y)となったが、予選で、マシントラブルが発生、タイムアタックのタイミングを逃がし、予選25番手、7列目スタートとなった中冨が、脅威の追い上げを見せ2位と大健闘した。
125は、17歳のルーキー、小山(Y)が、初優勝。2位には、セットアップを詰め切れなかったというベテラン菊池が入った。
玉田は、開幕から3戦連続表彰台。中冨、菊池もMINEに引き続き表彰台をゲットした。

青木拓磨助監督
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山口 辰也(スーパーバイク/5位)
北川さんを抜いて4位に上がったのに、最後に抜き返されたのが悔しい。今回は、雨でも晴れでも自信があっただけに残念です。決勝朝のフリーで、確認したタイヤで、勝負したのですが、選択を誤ったようです。ペースを上げられなかった。
伊藤 真一(スーパーバイク/7位)
スタッフが、勝てる状況を揃えてくれているのに、自分のミスで、フイにしてしまって、申し訳ない。すみません。ケガのほうは、まだ、完璧でありませんでしたが、追い上げて、1ポイントでも取ろうと走っていました。こんなミスは、レースを始めてから、初めての経験で、自分でも驚いています。
青木拓磨助監督
雨、晴れと路面状況が変わるレースウィーク。ライダーにとっては、リズムを取り難かったと思いますが、伊藤さんは、ケガがあっても、すばらしい追い上げを見せてくれました。山口は、活躍する日も近いと思います。次の鈴鹿も、一致団結して頑張りたい。
小野監督
フライングをしてしまった伊藤ですが、生まれて初めてだと反省しています。山口も、2戦連続フロントロー獲得と、確実に進歩しているので、これからに期待しています。次戦は、応援してい下さるファンの方に喜んでいただけるレースをしたいと考えています。
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