伊藤は僅差の2位に涙を飲む、山口は8位
250は中冨が初優勝、波瀾の125は藤岡が勝利!
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スーパーバイククラス惜しくも2位の伊藤
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スーパーバイク表彰台、伊藤(左)玉田(中)
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過去2年、MINEを制している伊藤は、3度目の勝利を誓っていた。事前テストでは玉田と並びトップタイムを記録。予選でもポールポジションを狙い、ホームコースを攻める玉田に次いで2位。山口も4位と躍進。ホンダチームはフロントローに2台を並べた。
伊藤は、後半にペースを上げ、最終ラップに勝負を賭ける作戦でチャンスを待った。予定通りの展開となり、トップ玉田の背後に迫る伊藤のペースでレースが進んでいたのだが、勝負どころとなった2ヘアピンで、玉田がブロック、伊藤は僅差の2位となってしまう。山口はスタートで遅れ、セカンドグループの波に飲まれ、トップ争いに絡むことなく8位。優勝は玉田、3位には梁(S)が入った。
250は、ワークスチームが存在しなくなったことで、プライベーターたちの激戦区となった。唯一のワークスマシン、NSRを駆るのは嘉陽哲久。だが、調子を崩し、ライバルたちの先行を許していた。6台にも膨れ上がったトップ争いを最後に制したのは中冨で、初優勝を飾った。
125は、16周目に雨が落ち、トップグループでの転倒などが出たことで赤旗中止。レースは75%を終了していたことで、成立。15周目の通過順位が結果となった。藤岡は16周目に転倒していたが、15周目は、トップだったため、優勝となった。

スーパーバイク8位山口
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伊藤 真一(スーパーバイク/2位)
完全な作戦ミス。前に行くチャンスはあったが、MINEは抜き所が難しく、その場所によっては、最後に抜き返されてしまうので、最後まで我慢して待ったのですが、抜ききれずに2位。もっと早い時点で、前に行くべきでした。次は、必ず勝ってみせます。
山口 辰也(スーパーバイク/8位)
完全なスタート失敗です。ペース的には、トップ争いについていけるものだったのですが、スタートで前に行けず、それが最後まで響いてしまいました。とても悔しい。この気持ちを次にぶつけます。
青木助監督
抜くポイントが少ないMINEで、伊藤さんも苦労していたのだと思う。マシンもチームも、もっとレベルアップできるようにバックアップしたい。山口君は、予選でフロントローに並ぶことが出来たことは進歩。チームの士気は上がっているので、次は勝利を目指したい。
小野監督
前回の鈴鹿で、伊藤はトップに出てレースを引っ張ったのに、勝てなかった反省もあって、チャンスを待つ作戦にしたのです。が、うまくいきませんでした。山口もスタートミスが響きました。レースに集中するあまりに、サインボードを見ていなかったことで、レースの組みたてが出来なかったようです。まだまだ勉強中ですが、今後に期待したい。次に向けてマシンの課題も見つかりましたし、更に努力して行きます。
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