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All Japan Motocross Championship
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2000 全日本モトクロス選手権シリーズ

第1戦 沖縄大会(沖縄県・中城湾 特設会場)

2000年 3月12日開催
天候:雨のち曇り  気温:22℃ コースコンディション:マディ
観客:15,000人
 
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マディコンディションの中でのサバイバル開幕戦
熱田高輝が総合2位(3/4)熱田孝高が4位(7/2)と健闘


ホンダ移籍後初レースで総合2位をゲットした熱田高輝

サミットで盛り上がる沖縄に誘致されたもう一つのビッグイベント、それが当地で初開催となる全日本選手権の開幕戦だった。本土で行われる大会とは異なり、国際A級250クラスのみの開催となるが、二輪スポーツに対する関心も高い土地柄を反映して、多数のファンが悪天候にもかかわらず会場を訪れた。

本来ならば明けているはずの雨季が長引き、生憎の空模様となった。フリー走行が行われた土曜日は雨、日曜日には雨が上がることもあったが、たっぷりと水を含んだ特設会場の粘土は超マディと化し、波乱含みの開幕となる。コンディションの悪化により予選はキャンセルされ、決勝2ヒートのみのプログラムとなった。

ヒート1、ホールショットを取ったのは、3年間のAMA修行を終え、今季からフル参戦となる小池田(Y)だった。1コーナーに飛び込んだ28台のマシンは、先頭以外は早くも泥だらけになり、ゼッケンの判別すら困難な状況だ。小池田の直後には高濱がつけたが、転倒で後退。これで小池田、田中(K)熱田高輝、榎本(S)、小田切、高木(K)という上位陣がほぼ固まる。


国際A級は今年から赤ゼッケン

小池田はわずか数周で20秒のリードを築き、後半まで独走を続けていたが、11周目に転倒を喫し、トップは後方から徐々にポジションを上げてきた高木に代わる。終盤2番手には熱田高輝が浮上したが、田中にかわされて3位に後退。高木、田中、熱田高輝、小池田の順にチェッカーを受けた。

ヒート2では、成田、高濱、小池田、熱田高輝、芹沢らが好スタートをきって1コーナーをクリアしたが、高濱が2コーナーで転倒。序盤のオーダーは、成田、芹沢、熱田高輝、小池田、中山、熱田孝高らが上位を占めた。

雨が止んで重くなる泥の中、成田は最大32秒のリードを蓄えたが、12周目に転倒で貯金を使い果たし、背後には芹沢に代わって浮上してきた小池田が迫る。ここで成田はマシンのコントロールを失いコースアウト。残り3周でリーダーとなった小池田がそのままチェッカーを受け、2位には着実にポジションを上げてきた熱田孝高、3位には成田が入賞した。


サイティングラップの熱田孝高

熱田 高輝(3/4位)
スズキのワークスに行ってて、久々にホンダに帰って来たんですが、マシンは半端じゃなく調子いいです。練習でも乗れていたので、転ばないように走ればいいとこ行けるかなと思ってました。スタートもそこそこよかったし……。ホンダカムバック1戦目ということで、すごく緊張しました。ヒート1で表彰台に上がっちゃったんで、ヒート2なんかもうプレッシャーすごくて……。今回はいくら成績がよくてもマディだったので、晴れのレースでどれくらい走れるのかまだわからないでしょう。だから次の広島が自分にとっての開幕戦だと思ってます。

熱田 孝高(7/2位)
ヒート1は序盤で調子こいて2連で前回りしちゃいましたね。すっげー痛かったっす。で、バイク起こしたら、グリップが泥だらけになっちゃってて、もうそれでだめでしたね。ヒート2はコケないように走ってたら、前の人がどんどんいなくなってくれたんで、助かりました。途中で小池田の後ろまで追い詰めたんだけど、周遅れにラインふさがれたり、泥が重かったりで抜けませんでした。もう、こういうマディ大嫌いなんですけど、そんな中で2位だからオーライですね。

成田  亮(19/3位)
ヒート2ではトップ走れたんですけど、ラスト3周あたりでしたっけ、13秒以上離れてたはずの小池田さんが真後ろまで迫ってきて、焦ってコースアウトしちゃいました。半年ぐらいレースしてなかったから、バトルに慣れてないんですかね。去年折った大腿骨がまだ完治していないので、練習でも5分ぐらいしか本気で走れてなかったんです。レースになれば気合で20分ぐらい乗れますけど。優勝できたら最高だったけれど、この足じゃそんな成績は期待してなかったので、3位でもすごい十分です。

高濱龍一郎(23/10位)
スタートは両ヒートとも良くて2番だったんですが、どっちもコケました。早めに勝負かけて前へ出ようとして、いろんなライン探ってみたんですが、上手く行かなかったですね。悔しいですよ。まだ自分をマシンに合わせきってないとこがあって、ボク的にはそこが悔しい。小池田ですか? 1周目、後ろについて走ったとき、なんだこんなもんかって思うぐらいのペースだったから、勝てる自信はあります。もっと乗り込んで自分をマシンに合わせれば、全然オッケーです。頑張りますよ。

小田切一剛(22/19位)
両ヒートもリタイアでした。クラッチを使い切っちゃいました。転倒はしなかったんですが、去年骨折した足がまだ痛くて、後半はペースが落ちたみたいです。

     
 

 

  全日本モトクロス選手権 第1戦 結果表  

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■国際A級250ccクラス
  ヒート1   ヒート2   総  合
POS RIDER MACHINE POS RIDER MACHINE POS RIDER MACHINE
1 高木 崇雅 カワサキ KX250 1 小池田 猛 ヤマハ YZ250 1 小池田 猛 ヤマハ YZ250
2 田中 教世 カワサキ KX250 2 熱田 孝高 ホンダ RC250M 2 熱田 高輝 ホンダ CR250R
3 熱田 高輝 ホンダ CR250R 3 成田  亮 ホンダ CR250R 3 高木 崇雅 カワサキ KX250
4 小池田 猛 ヤマハ YZ250 4 熱田 高輝 ホンダ CR250R 4 熱田 孝高 ホンダ RC250M
5 釘村 太一 ヤマハ YZ250 5 池田 孝宏 ホンダ CR250R 5 釘村 太一 ヤマハ YZ250
6 中山  裕 ホンダ CR250R 6 芹沢 直樹 ホンダ CR250R 6 田中 教世 カワサキ KX250
7 熱田 孝高 ホンダ RC250M 7 釘村 太一 ヤマハ YZ250 7 芹沢 直樹 ホンダ CR250R
8 出原  忍 スズキ RM250 8 高木 崇雅 カワサキ KX250 8 成田  亮 ホンダ CR250R
9 小川 裕紀 スズキ RM250 9 田島 久誌 ヤマハ YZ250 9 池田 孝宏 ホンダ CR250R
10 芹沢 直樹 ホンダ CR250R 10 高濱龍一郎 ホンダ RC250M 10 小川 裕紀 スズキ RM250
11 増田 一将 ヤマハ YZ250 11 大河原功次 ヤマハ YZ250 11 出原  忍 スズキ RM250
12 榎本 正則 スズキ RM250 12 小川 裕紀 スズキ RM250 12 中山  裕 ホンダ CR250R
13 芝山 知大 スズキ RM250 13 出原  忍 スズキ RM250 13 田島 久誌 ヤマハ YZ250
14 池田 孝宏 ホンダ CR250R 14 芝山 知大 スズキ RM250 14 高濱龍一郎 ホンダ RC250M
15 荻島 忠雄 スズキ RM250 15 荻島 忠雄 スズキ RM250 15 大河原功次 ヤマハ YZ250
16 納屋  望 スズキ RM250 16 納屋  望 スズキ RM250 16 芝山 知大 スズキ RM250
17 沼田 誠司 ホンダ CR250R 17 中山  裕 ホンダ CR250R 17 増田 一将 ヤマハ YZ250
18 平井  亨 ホンダ CR250R 18 田中 教世 カワサキ KX250 18 榎本 正則 スズキ RM250
19 成田  亮 ホンダ CR250R 19 小田切一剛 ホンダ RC250M 19 荻島 忠雄 スズキ RM250
20 杉尾 寿城 ホンダ CR250R 20 沼田 誠司 ホンダ CR250R      
21 田島 久誌 ヤマハ YZ250
--- 以上完走 ---
     
22 小田切一剛 ホンダ RC250M R 増田 一将 ヤマハ YZ250      
23 高濱龍一郎 ホンダ RC250M R 本田 太一 ホンダ CR250R      
24 本田 太一 ホンダ CR250R R 中村 勇樹 スズキ RM250      
--- 以上完走 ---
R 平井  亨 ホンダ CR250R      
R 中村 勇樹 スズキ RM250 R 伊倉 広夢 ホンダ CR250R      
R 大河原功次 ヤマハ YZ250 R 榎本 正則 スズキ RM250      
R 伊倉 広夢 ホンダ CR250R R 杉尾 寿城 ホンダ CR250R      
R 元木 龍幸 スズキ RM250 R 元木 龍幸 スズキ RM250      
 
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■国際A級125ccクラス  
  ※第1戦は国際A級250ccクラスのみの開催となります

 

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