地元に凱旋したウインダム惜しくも3位に

地元で3位入賞を果たしたウインダム
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ニューオリンズは、ルイジアナ州バトンルージュ出身のウインダムにとって、力の入る地元ラウンドだ。昨年は鎖骨骨折の療養中だったため欠場を強いられたが、一昨年は見事優勝を飾った実績がある。加えて先週のダラスでは今季初優勝をマーク。ウインダムの凱旋には最高のお膳立てが整っていた。
決勝のホールショットはマクグラス(Y)が奪ったが、1コーナーを先に立ち上がったビーラマン(Y)が早々とトップに躍り出る。ウインダムも好スタートを切っており、1周目、ビーラマン、マクグラス、カーマイケル(K)に次ぐ、4番手につけた。ラ・ロッコは5番手、トーテリは8番手でオープニングラップを消化した。
ウインダムはカーマイケルに対し、序盤から激しいチャージを見せる。ウインダムのプレッシャーがカーマイケルのミスを誘い、カーマイケルがコースアウト。これでウインダムは3番手を確保した。
ビーラマンとマクグラスのトップ争いは、一時2秒差まで開いたものの、中盤になると周回遅れの処理でペースが乱れたビーラマンに、マクグラスが急接近する。単独3位のウインダムは、トップから8秒差。その背後にはカーマイケル、5番手にはラ・ロッコが控えている。一方8番手を走行していたトーテリが、あわや転倒というミスを犯し、背後にいたハフマン(S)とダウド(K)の先行を許してしまった。
10周を消化した時点でのオーダーは、ビーラマン、マクグラス、ウインダム、カーマイケル、ラ・ロッコ、ハフマン、ダウドの順。
後半になって、マクグラスがビーラマンをかわしてトップに浮上したが、コーナーでミスを犯して自滅。リーダーは再びビーラマンとなった。
終盤になってもビーラマンのスピードは衰えず、マクグラスは次第に離されていく。ウインダムは依然として単独3位で、優勝争いからは完全に脱落してしまった。最終的にマクグラスを5秒差で破ったビーラマンが、今季4勝目をゲット。2位マクグラスに次いで、ウインダムが3位入賞。期待された優勝はならなかったが、ひとまず表彰台に上がったウインダムに、地元ファンは温かい拍手を送っていた。
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ルイジアナ・スーパードーム
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コンスタントに5位キープに徹したラ・ロッコ
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K.ウインダム(3位)
表彰台に上がれてうれしかった。レースを通じてのラップタイムは、トップから0.5秒ぐらい落ちだったのかな。まあ、だいたいその辺りのポジションにいたわけだけれど、かなり疲れたね。地元を意識しすぎたのかな。シーズン序盤よりも走りがよくなってきている実感があるので、今はスーパークロスシーズンの後に控えている、アウトドアナショナルの開幕を楽しみにしている。
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