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AMA Supercross Series
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2000 AMAスーパークロスシリーズ

第4戦 
フェニックス(アリゾナ州)
2000年 1月29日開催
天候:晴れ  気温:夜15℃ コースコンディション:ドライ
観客:47,263人

 
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ラ・ロッコが怒濤の追い上げで4位入賞を果たす


この猛追がラ・ロッコを最後尾から4位に押し上げた

開幕以来、カリフォルニアで3戦を消化したシリーズが、東へと動き出す。第4戦フェニックスの会場は、バンクワン・ボールパーク。アリゾナ特有の好天に恵まれた開催日には、この野球場の開閉式屋根が開け放たれ、6万人収容可能なスタンドの8割がファンで埋まった。

コースコンディションは、これまでのカリフォルニアラウンドとは打って変わり、サンド質の赤土で、セクションの形状が崩れやすく、轍も時間の経過とともに増えがちだ。

決勝でホールショットを奪ったのは、カーマイケル(K)。タイトなトップグループの2番手以降には、フェリー(Y)、ウインダム、ワード(K)、マクグラス(Y)、ビーラマン(Y)らが控える。トーテリは10番手、ラ・ロッコは1コーナーでアウトに押しやられて、最後尾からの追い上げとなった。

3周目からは、フェリーがカーマイケルの前に出てリーダーとなるが、トップグループ6番手までが団子状態で、予断を許さない展開が続く。この集団に身を置いていたウインダムだが、序盤のハイペースがたたり、前半10周目を過ぎるあたりから脱落してしまった。


 今季初優勝に向け、チームホンダの気合は高まっている

12周目、トップはマクグラスに代わる。フェリーを挟んで3番手につけたビーラマンが、15周目にポジションアップ。終盤はマクグラス対ビーラマンの一騎打ちとなり、場内は騒然となった。前戦の勝利で勢いに乗るビーラマンは、19周目にマクグラスをかわすとそのままチェッカー。ディフェンディングチャンピオンを破り、2連勝を飾った。

トーテリが7位、ウインダムが8位に終わったホンダ勢の中で、一際光っていたのがラ・ロッコの猛追撃だった。1周目最後尾から追い上げを開始したラ・ロッコは、レース終盤にはトップグループに追い付き、最終ラップにはフェリーをかわして4位まで漕ぎ着けた。

スタートの出遅れがなければ、おそらくトップ争いにも絡んだはずのラ・ロッコのスピードは、今回不本意な成績に甘んじたウインダムとトーテリの決意を新たにした。

M.ラ・ロッコ(4位)
予選でクラッシュして肩を痛めていたんだけれど、決勝ではアドレナリンが湧いてきて大丈夫だった。スタート自体は良かったのに、1コーナーで誰かにぶつけられて転倒。ビリから2番目ぐらいから追い上げたのかな……。マシンも自分もスピードは十分あったけれど、あの位置からじゃ4位が精一杯だったね。ランキングでビーラマンに抜かれて3位に落ちたって? なぁに、来週やり返してやるさ。開幕以来、ずっといい感触で走れているからね。

S.トーテリ(8位)
7位は決していいリザルトではないけれど、自分としてはまずまずだったと思う。コースは3戦までのレイアウトと比べると簡単だったけれど、なぜか自分のライディングを合わせることが出来なかったんだ。

     
 

 

  AMAスーパークロス 第4戦 結果表  

POS RIDER MACHINE TEAM
1 D.VUILLEMIN YAMAHA    
2 J.McGRATH YAMAHA    
3 R.CARMICHAEL KAWASAKI    
4 M.LA-ROCCO HONDA CR250R  
5 T.FERRY YAMAHA    
6 G.ALBERTYN SUZUKI    
7 S.TORTELLI HONDA CR250R TEAM HONDA
8 K.WINDHAM HONDA CR250R TEAM HONDA
9 D.HUFFMAN SUZUKI    
10 S.RONCADA YAMAHA    
11 B.SELLARDS HONDA CR250R  
12 J.DOWD KAWASAKI    
13 T.EVANS SUZUKI    
14 K.LEWIS SUZUKI    
15 K.SMITH KTM    
16 L.WARD KAWASAKI    
17 M.CRAIG YAMAHA    
18 S.KING KTM    
19 J.ROY HONDA CR250R  
20 G.GOODMAN HONDA CR250R  

 

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