ラ・ロッコ2位、ウインダム3位のポディアムフィニッシュ
ランキング2位のラ・ロッコは首位マクグラスに4点差と急迫

転倒後2位まで追い上げたラ・ロッコ
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AMA挑戦1年目のフレンチライダー、ビーラマン(Y)がホールショットを奪い、ワード(K)、ラ・ロッコ、ウインダムと続く。ポイントリーダーのマクグラスはスタートに失敗し、オープニング10番手と出遅れた。
3周目のヘアピンコーナーでワードが転倒。直後に迫っていたラ・ロッコは、避けきれずに突っ込む形となり、その隙にウインダムが2番手に上がる。同じ周に4番手を走行していたカーマイケル(K)も転倒し、トップグループはビーラマン、ウインダム、ラ・ロッコ、アルバーティン(S)の4台に絞られた。
ビーラマンはスタートのアドバンテージを生かし、ウインダムを5〜6秒リード。その背後には、転倒後すぐに再スタートしたラ・ロッコがじりじりと迫る。追い上げを武器とするラ・ロッコは、レース後半になるとウインダムとの距離を次第に詰めてきた。

一時2位につけたウインダムは
ラ・ロッコにかわされ3位に
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やがて迎えた18周目、ウインダムがフープスでバランスを崩すと、そのミスをラ・ロッコが突いて2位浮上。だがレースリーダーまでは届かず、初優勝のビーラマン、2位ラ・ロッコ、3位ウインダムの順でチェッカーを受けた。
チームホンダのトーテリは、1周目12番手からポジションを挽回し、6位でフィニッシュ。表彰台までもう一歩の期待を抱かせた。
開幕以来、2位、3位、2位と好調を維持しているラ・ロッコは、今回4位に終わったポイントリーダー、マクグラスとの差を4ポイントまで詰め、首位の座を射程内に捉えている。
M.ラ・ロッコ(2位)
最初の2周は走りが固かったようだね。今回は自分の好きなイン側のゲートをチョイスできたので、3番手で1コーナーを立ち上がった。スタートは良かったけれど、ワードの転倒に突っ込んじゃって、ビーラマンを捕らえられなかった。終盤もスタミナは残っていたよ、あと20周走れるくらいね。ビーラマンのペースは悪くなかった。でも序盤の転倒がなかったら、追いつけてたと思うよ。
K.ウインダム(3位)
優勝はできなったけれど、先週に比べたら、まぁベターだったね。序盤で2番手に上がって、トップのビーラマンも抜けると思ったんだけど、後ろからラ・ロッコのプレッシャーを感じて、ちょっと硬くなってしまった。フープスでミスしてラ・ロッコに抜かれたのは、1本ラインでコントロールを失っちゃったためだ。目標のマクグラスとのポイントは、少しか縮められなかったけど、次で決めてやるって今から燃えている。来週のフェニックスが楽しみだ。
S.トーテリ(6位)
スタートは5〜6番手で1コーナーに進入したのに、マクグラスにラインを塞がれてしまい、1周目には12位だった。20周は自分には短すぎるね。あと5周は欲しい。ビーラマンの優勝は、同じフランス人ライダーとして嬉しい。彼は強く速く、スタートもいつもいい。自分も同じようにいい成績を残したいね。
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