ラ・ロッコが連続表彰台でランキング2位につける
ラスクの負傷は全治3ヵ月、アウトドアナショナルまでに復帰予定

中団から這い上がり表彰台へ漕ぎ着けたラ・ロッコ
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1週間前の転倒で肩を負傷し欠場中のラスクだが、精密検査の結果、脱臼だけでなく、骨折と靭帯損傷も明らかになった。手術後6週間の安静と、さらに6週間の治療が必要とされるラスクを欠く間、ホンダはウインダム、トーテリ、ラ・ロッコの3人で戦うことになった。
ホールショットを決めたのはビーラマン(Y)。マクグラス(Y)を挟んで、好スタートを切ったウインダムが3番手につけた。ラ・ロッコは中団から、7番手までマシンを押し進める。一方トーテリは、スタート直後の2連ジャンプに失敗して転倒。再スタート後、19番手からポジションアップを図る。
4周目にはマクグラスがトップに立ち、ビーラマンを従えて3番手以下を引き離して行った。序盤のセカンドグループでは、カーマイケル(K)、ウインダム、フェリー(Y)らが随所で仕掛け合うバトルが繰り広げられたが、やがてこの中からウインダムが脱落し、代わってラ・ロッコが食い込んでくる。4番手を確保したラ・ロッコは、16周目にはカーマイケルをかわして3位に浮上したが、残り4周でさらなるポジションアップはならず、マクグラス、ビーラマン、ラ・ロッコの順でチェッカーとなった。

開幕戦以上にトリッキーとなったコースレイアウト
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序盤の競り合いで腕アガリを起こしたウインダムは8位まで後退。最後尾近くから追い上げたトーテリは、9位でフィニッシュした。
目下開幕2連勝のマクグラスに続き、ランキング2位には8点差でラ・ロッコがつけている。
M.ラ・ロッコ(3位)
3位という結果や走りそのものには納得しているけれど、スタートに失敗したのがちょっと残念だ。中盤の混戦からなかなか抜け出せなくて、ようやく3位に上がったときには、前の2台には逃げられてしまったから。もう少しいいスタートが切れていたら、先週のようにマクグラスを追い詰めることができたと思う。
K.ウインダム(8位)
うーん……、腕アガリでペース落ちちゃったね……。なぜかわからないんだけれど、力が入りすぎなのかな……。もっとトレーニングを積んで備えなきゃね……。
S.トーテリ(9位)
1周目、1コーナー過ぎの小さい2連で、飛距離が足らずクラッシュ……。ほとんど最後尾から再スタートするはめになっちゃったね。もっと上まで追い上げられたはずだけど、フープスがうまくこなせなくて苦労したんだ。今回のフープスは特に深くて、自分にとっては難しかったな。ラスクの欠場が長引くようなので、彼の分まで頑張らなきゃいけないと痛感している。ケビンも同じように思っているはずだよ。
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