エースのラスクが肩の負傷で急遽出走をキャンセル
ラ・ロッコが2位、ウインダムが3位と健闘した2000年開幕戦

ラ・ロッコは終始トップを追走し2位をゲット
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2000年のキックオフは、ホンダのエースであるラスク不在のまま幕を開けた。ラスクはレース当日のプラクティス中、前走者の転倒に突っ込む形でクラッシュ。その際に左肩を脱臼してしまい、出走を断念せざるを得なかった。症状が軽かったため、即座に肩を入れ直す応急処置を施されたラスクの戦列復帰は、早ければ1〜2週間の休養後の見込みだ。
エースを欠いてしまったホンダは、ウインダムとトーテリの2人、サポートチームのラ・ロッコも含めて3人で開幕戦に臨むことになったが、個々がベストを尽して好結果を残すことになる。
ホールショットを奪ったカーマイケル(K)を、ワード(K)、ウインダム、ラ・ロッコ、マクグラス(Y)が追う。ウインダムは早々と2位に浮上しトップの座を狙うが、このバトルにマクグラスが加わって、序盤から熱いデッドヒートが
繰り広げられた。

ウインダムは中盤4番手から挽回して3位に
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6周目からはマクグラスがトップに躍り出て、独走態勢を固めようとするが、ウインダムに代わって2番手に浮上したラ・ロッコが、先行するマクグラスを激しくチャージし、2秒差まで迫る。後半に強いラ・ロッコの追撃が期待されたが、マクグラスもスパートして両者の差は4秒ほどに開いてしまった。
結局、セーフティリードを保ったマクグラスがそのまま逃げきりチェッカー。2位ラ・ロッコ、3位ウインダムに続き、4位にはスタート11番手から追い上げた
トーテリが入った。
M.ラ・ロッコ(2位)
珍しくスタートがよかった。カリフォルニアのコースは硬質で嫌いだったけれど、ニューマシンとニュータイヤのおかげだと思う。マクグラスとは終始同じペースで走っていた。それほど無茶なペースじゃなかったけれど、硬くて滑りやすいところは得意じゃないので、リスクを冒すことはできなかったんだ。来週はあと一つ上を狙うよ。
K.ウインダム(3位)
もうちょっと上に行きたかったけれど、開幕戦で表彰台に上がれたことはまずまず。途中でペースがちょっと落ちてしまった。硬くなりすぎていたね。ラスクがいなかったことはショックには違いないけれど、自分のレースには特に影響はなかったよ。
S.トーテリ(4位)
今日はスタートがあまりよくなくて、10位あたりから追い上げての4位だから、とても満足している。2年前のまぐれの優勝を除けば、今回の4位はベストリザルトだし、悪くないんじゃないかな。
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