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レポート:柴田久仁夫     

 
 
第6戦 ヨーロッパGP


●違反チームの名前は公表しないことに 

 昨シーズン、禁止されているトラクションコントロールを使っていたチームがあると、FIAのマックス・モズレイ会長が4月に発表。イギリスGPからの電子制御規制のきっかけとなった。その際同会長は、名前は公表しない旨語っていたが、今回改めて「そうするつもりはない」と言明した。関係者の話では、予想した以上に調査が困難で、違反かそうでないかの特定がほとんど不可能なためではないかという。


●来シーズンは全天候型タイヤに? 

 ミシュランが参入してくる来シーズン。タイヤレギュレーションも大きく変わる可能性がありそうだ。現行の4本溝からもう1本溝を増やす方向で、来シーズン用のタイヤテストがすでに始められている。
しかしチームオーナーの会議で、「いっそ全天候型のタイヤにしてしまうのはどうか」という案も出ている。ドライ、レインなどの区別をつけず、そんな路面状況でも1種類のタイヤでレースをするというのだ。市販タイヤに近いイメージになるために、ミシュランはその案に賛成しているという。どちらにしても、久々に復帰するミシュランは、できるだけブリヂストンと同じ条件で戦いたい。そのために、来年大きくレギュレーションが変わることを望んでいることは間違いないようだ。


●フェルスタッペンが、キャップを回収 

 ヨーロッパGPの舞台となったドイツ・ニュルブルグリングサーキットは、オランダからもすぐ近く、ヨス・フェルスタッペンのファンが大挙して押しかけた。ヨスのマネジャーはそれを目当てに大量の「フェルスタッペン・キャップ」を製造。サーキットの売店で売り出した。ところがそのキャップに「F1」のロゴが付いていたために、バーニー・エクレストンからクレームがついた。F1ロゴの使用権は、バーニーが一手に握っているためだ。このためフェルスタッペンはキャップを回収して、F1ロゴを外すはめになってしまった。


●バリチェロのシートは、依然として合わず 

 ルーベンス・バリチェロはこの週末、依然としてフェラーリのシートが体にフィットしていないことを認めた。今シーズンのマシンF1-2000は、基本的にミハエル・シューマッハの体型に合わせて設計されている。しかも彼は左足ブレーキを行ない、バリチェロはそうではない。これまで何度もシートとステアリング位置の調節を行なっているが、なかなかはかばかしい結果が出ていないということだ。