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レポート:柴田久仁夫     

 
 
第5戦 スペインGP


●クルサードはろっ骨骨折だった? 

 飛行機事故から九死に一生を得、スペインGPでは2位表彰台と大活躍だった、デビッド・クルサード。レース後、「実は事故の際ろっ骨を折ったが、そのままレースに出場した」と一部で報じられた。
 チーム側はそれに対して、「ろっ骨を強く打ったことは事実だが、骨折などしていない」と否定している。FIAのシド・ワトキンス博士も診察の上、レース参戦にゴーサインを出しており、骨折ではなかった可能性が高い。ただしクルサード自身、「そう言えば、(事故の時)ずいぶん強いショックは感じたよ」と、けろりとした表情で語っていた。


●フェラーリメカニックは、足首骨折 

 レース中のシューマッハマシンへの給油の際、マシンに引っ掛けられて転倒したチーフメカニック、ナイジェル・ステップニーだが、当初伝えられたような単なる捻挫ではなく、足首が骨折していたことをチームが確認した。ステップニーは4週間は現場復帰が不可能ということだ。


●シューマッハ兄弟それぞれの言い分 

 レース後半、シューマッハ兄弟の大バトルが観客を大いに沸かせたが、弟のラルフは兄のやり方がずいぶん不満だったようだ。兄からは幅寄せをされ、その隙にバリチェロに前に行かれてしまったのだから。それに対してミハエルは、「レースなんだから、当然起こりうること。それに完璧にフェアなバトルだったしね」とまったく涼しい顔だ。
 今回は兄弟の父親も観戦していた。この件に関しては、「カートで走ってた時には、二人のそんな争いはよくあったよ。どっちかを擁護するつもりはないね。レースの後3人でヘリコプターに乗って空港まで一緒に行ったし、わだかまりは無いと思うよ」と語っていた。


●無限ホンダは、次戦にニュースペックを投入。 

 ハインツ・ハラルド・フレンツェンが6位入賞を果たした、ジョーダン・無限ホンダ。その彼のホームサーキットとも言うべきニュルブルグリングで行なわれるヨーロッパGPの予選で、無限ホンダはB+スペックエンジンを投入する。これはイギリスでデビューしたBバージョンの改良版。今後もモナコGPにさらなるバージョンアップを行ない、7月のオーストリアGPにはブロック、ヘッドに大幅改良を施していっそうパワーアップしたCバージョンを出す予定だという。