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 スペインGPのみどころ・序盤戦を終えて  5月2日(火) レポート:柴田久仁夫


 2000年シーズンも、ほぼ4分の1を消化しました。オーストラリア、ブラジルの開幕2戦。そしてヨーロッパに戻ってからのサンマリノ、イギリスの2戦。この4つのグランプリを終えた今、今シーズンの勢力図がほぼ見えてきたのではないでしょうか。


●総合力でフェラーリ有利

 開幕以来、ミハエル・シューマッハが絶好調です。3連勝。4連続表彰台。一方、3連覇を狙うミカ・ハッキネンは、まさかの未勝利。今年はフェラーリがやりそうだという予想がシーズン前からされていましたが、まさかここまで差が開くとは、誰も思わなかったのではないでしょうか。

 予選での速さに勝るハッキネンは、序盤戦をメカトラブルで落とし続けました。一方のフェラーリも、油圧系の故障が出たりしたものの、致命傷にはなりませんでした。そして速さの点でも、今年は以前ほどマクラーレンに引き離されていない。マクラーレンの圧勝パターンに、陰りが見えています。

 そうなると、シューマッハ、そして知将ロス・ブラウン率いるフェラーリが、総合力では上を行っているのではないか。この4戦での結果は、その力関係が比較的忠実に表れたと言えると思います。マクラーレンがようやく1-2勝利を収めた前回イギリスGPにしても、チームはあえてハッキネンに勝たせなかった。そのツケは、今後ハッキネンに重くのしかかってくる可能性があります。シューマッハ悲願のフェラーリでのタイトル獲得が、今年は実現する可能性が高そうです。


●目立つBMW・ウィリアムズの躍進

 中団に目を転じると、昨年コンストラクターズ3位に輝いたジョーダン・無限ホンダが、若干足踏みしている。これも主な原因は、信頼性不足です。新たに導入した電子制御システムが、なかなかうまく作動してくれない。しかしポテンシャルの高いシャシー、高性能エンジン、粒揃いのドライバーと、戦力に不足はないだけに、今後は態勢を立て直してくるはずです。ただし先週発表された、チーフデザイナー、マイク・ガスコインの移籍が、ボディブローのように効いてこなければいいのですが。

 そのジョーダンに代わって躍進著しいのは、なんと言ってもBMW・ウィリアムズです。しばらくぶりに復帰してきたBMWは「今年は様子見の年」と言っていましたが、開幕戦でいきなり表彰台。その後もコンスタントに入賞を重ねています。当初出ていたエンジントラブルも、少なくなってきました。ラルフ・シューマッハの急成長、新人ジェンソン・バトンの期待をはるかに上回る活躍。そしてなんと言っても、かつてのチャンピオンチーム、ウィリアムズの底力。今いちばん勢いが感じられるチームです。

 新参組で逆に期待はずれだったのが、ジャガー。ジャッキー・スチュワートが、「来るのが1年早すぎた」と言ったりしていますが、フォードと旧スチュワートスタッフとのギクシャクが、もろに成績に反映しているようです。

 一方復活の兆しが見えるのが、ルノーに買収されたベネトン。フラビオ・ブリアトーレがボスとしてカムバックして、精力的に組織改革に乗り出しています。グランプリによって波はありますが、ジャン・カルロ・フィジケッラの初優勝が今年は見られるかもしれません。


●BARホンダは?

 では我らがBARホンダは、どうでしょう。いわゆるニューチームの中ではBMW・ウィリアムズとジャガーの中間ぐらいの出来、と言っていいでしょうか。コンスタントに入賞できる力はある。しかし表彰台に上がるには、もうひと踏ん張りもふた踏ん張りも必要。そしてシャシー側、特にギアボックストラブルが依然として解決できないチームの力量も、不安要因です。

 今回のスペインGPの舞台となるカタルーニャサーキットは、各チームがさんざんテストを繰り返してきたコースです。それだけに、よほどの天候不順ででもない限り、現在のチーム力を忠実に反映した結果が出る。その意味で、ここでのBARホンダの走りっぷりは、今後の活躍を占う絶好の材料となるでしょう。