ホンダホームページへ
モータースポーツへ
INFOSへ

 
POWERED by HONDA

rd3 RSM NEWS

INFOS_LOGO
link
F1GP NEWS Motor Sports INFOS INDEX
 
     


 サンマリノGPのみどころ  4月4日(火) レポート:柴田久仁夫


rd3 RSM NEWS

 オーストラリア、ブラジルと南半球でのGPをおえて、今週はいよいよサンマリノGP。F1ヨーロッパラウンドの、最初のレースが始まります。


●シーズンの行方は見えてきたか?

 開幕戦、第2戦と、フェラーリのミハエル・シューマッハが連勝を飾りました。そしてタイトル3連覇を狙うミカ・ハッキネンはまさかのノーポイント。いずれもメカニカルトラブルによるリタイヤで、シューマッハとは早くも20ポイントの差をつけられてしまっています。

 しかしマクラーレン・メルセデスがこのままフェラーリに引き離されていくという展開は、考えにくいでしょう。昨シーズンも、序盤は同じようにトラブルに苦しみながら、底力でフェラーリに追いつき、追い越して行きました。

 ただし今回、フェラーリは信頼性だけでなく、速さでもマクラーレン・メルセデスにかなり接近したパフォーマンスを見せている。セカンドドライバーを比較しても、フェラーリの方に分があるように思われる。少なくとも序盤に関しては、フェラーリとシューマッハに勢いが感じられます。その意味で、マクラーレンにとって「敵地」であるイタリア・イモラで一矢を報いることは、今後の展開上とても重要なことになるでしょう。


●BARホンダの活躍は?

 開幕戦でダブル入賞。チームは歓喜に沸きました。ところが次のブラジルでは、ビルヌーブのマシンにトラブルが出てリタイヤ。ゾンタも完走こそしたものの、トラブルに苦しみました。シーズンオフからずっと、「とにかく信頼性を確立することが、最初のステップ」としてやってきたスタッフたちにとって、第2戦の結果は少なからぬショックだったはずです。

 ヨーロッパに戻ってすぐ、チームはイギリス・シルバーストンでの合同テストに参加しました。タイム的には特筆すべきものではなかったものの、2日間でビルヌーブが約90周、ゾンタが70周を周回し、「ブラジルでのトラブルは対処できた」ということです。ゾンタのマシンには細かいトラブルがいくつか出たようですが、ビルヌーブはニューマシンの5号車を順調に走らせることができました。

 保坂武文マネージング・ディレクターは、これまでも「トータルな信頼性が確立されない限り、次へのステップアップはありえない」と語っています。今のところサンマリノに、エンジンなりシャシーのニューバージョンが投入されることはないでしょう。しかし今のマシンのポテンシャルから言えば、決勝で完走できれば、入賞圏内でのゴールの可能性は高いはずです。


●サンマリノならではのみどころは?

 エンツォ・ディーノ・フェラーリサーキットという名前が示すように、ここはフェラーリのお膝元。

決勝日には、マラネロの従業員が家族とともにサーキットに招待されます。そしてチフォジ(フェラーリの熱狂的ファン)がスタンドを真っ赤に埋めて、その雰囲気はまさに独特。もう10年以上も通っていますが、何度来ても、その迫力には圧倒されてしまいます。

 そしてヨーロッパラウンド緒戦ということで、各チームのモーターホームがここで本格デビューします。ここ数年、チームの顔であるモーターホームはますます豪華に、デザインや機能も凝ったものが登場してきました。あまり派手なのもどうかなと思いますが、見て楽しいのは確かです。今年はどこがどんなモーターホームを出してくるのか。ホンダのモーターホームもここでお披露目です。