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レポート:柴田久仁夫     

 
 
第15戦 アメリカGP


●ウィリアムズがモントーヤとの契約を発表 

 以前から確実視されていたフアン・パブロ・モントーヤのBMWウィリアムズ入りが、21日正式に発表された。モントーヤはウィリアムズのテストドライバーを経て、渡米。昨年はインディアナポリスディチャンピオンに輝いている。その間もウィリアムズとの契約は切れておらず、遠からず戻ってくることになっていた。ところが今年同チームからデビューしたジェンソン・バトンが、予想以上の大活躍を見せ、あえてモントーヤを取る必要もないのでは、という声も出ていた。しかし結局バトンとの契約は切らないままベネトンに貸し出し、モントーヤを加入させることになった。


●プロスト・グランプリ、フェラーリエンジンを獲得 

 プロスト・グランプリは22日、来季からフェラーリエンジンの供給を受ける契約に両者が合意したと発表した。オーナーのアラン・プロストによれば、契約期間は、2年間。また供給されるエンジンは、ザウバーに供給されるバージョンと同じものだという。ただしその費用をどうやってまかなうのかについて、言及はなかった。現在新たなスポンサー獲得に奔走しているようだが、それに失敗すると話は振り出しに戻ってしまう恐れもありそうだ。


●ジェネがプロスト入りの噂 

 プロストのフェラーリエンジン獲得と関連して、現在ミナルディで走っているスペイン人ドライバー、マルク・ジェネがプロストに移籍する可能性が噂に上っている。ジェネにはスペインの通信企業テレフォニカがパーソナルスポンサーに付いているが、以前からミナルディ以外の多くのチームがこのスポンサー獲得を狙っていた。プロストにしてみれば、テレフォニカがフェラーリのエンジン代を払ってくれるのなら、喜んでジェネをチームに迎え入れるつもりだ。またジェネ側にしても、できればもう少し上のチームに移りたいところだが、とりあえず万年最下位から脱出できれば、という思いのようだ。


●ミナルディのオーナー、ついに交代 

 ミナルディは26日、アメリカの有名なスポーツTV局PSNに同チームの株式68%を売却したと発表した。そのほとんどが、現オーナー、ガブリエレ・ルミの所有していたもの。97年にオーナーとなったルミは、これによってチームを去ることになる。「ほとんどのチームが自動車メーカーのワークスチーム化する中、われわれのような弱小チームは、今以上に潤沢な資金がなければ生き残れない。苦渋の選択だったが、これが最善の方法だったと信じている。」と語っていた。なお創設者のジャン・カルロ・ミナルディは依然としてチームにとどまる予定。