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レポート:柴田久仁夫     

 
 
第12戦 ハンガリーGP


●バリチェロ、熱中症でダウン 

 気温32℃、路面温度50℃以上という今シーズン最も過酷なコンディションの中で行なわれた、ハンガリーGP。4位に入賞したフェラーリのルーベンス・バリチェロが、ゴール後ほとんど気を失いそうなほど消耗していた。これはルーベンスの体力が他より劣っていたというわけではなく、レース中にドリンク剤を送る装置が壊れてしまい、全く水分補給無しの状態で走ったためらしい。このためルーベンスはいわゆる熱中症の症状にかかり、小柄な彼が1.5kgも体重を減らしたという。


●フィオリオがミナルディから離脱 

 ミナルディのスポーティング・ディレクター、チェザーレ・フィオリオがハンガリーGP直前にチームから離脱したことが、発表された。リリースでは「戦略面で、チームと意見対立することが多かった」と述べられているが、実際にはチームの売却をめぐって、オーナーのガブリエル・ルミと敵対したことが原因のようだ。フィオリオは今後は、バーニー・エクレストンの所有するデジタルTVに職を得るものと思われる。


●フェラーリが2カーピット体制を要請 

 フェラーリは今回、FIAに対して「レース中、一度に2台がピットインできる体制作りが可能かどうか、検討してほしい」という要望書を提出した。これは先のドイツGPで、セイフティカーが出ようとした際に、マクラーレンの2台が同時にピットインしようとするなど、混乱が起きたことを「安全面で問題がある」として、ピットのスペースを拡張する要望をしたもの。しかし実際問題としては、スペースを広げるだけでなくスタッフや設備も拡充しなければならず、あまり実現の可能性は高そうもない。


●サロは現役とトヨタの二股か 

 トヨタのテストドライバー就任が噂されているミカ・サロだが、本人は現役続行も強く希望している。今季のザウバーが、例年と違ってシーズン中盤を過ぎても好調なのが、その大きな理由の一つだ。サロ側としては、ザウバーに残留しつつ、トヨタのテストを務めることが可能かどうか、方法を探っているところだという。