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  1999 All Japan Grand Touring Car
Championship Series


1999 全日本GT選手権シリーズ
第6戦 レポート 




終盤戦に投入された新仕様のNSX
ドライバーに好評を得たABSの搭載

ゴールするコロネルを迎える光貞
 ゴールするコロネルを迎える光貞 
'93年、'94年にF1が開催されたこともあるTIサーキット・英田。昨年にはGTオールスター戦が開催されるなど、モータースポーツファンには馴染みの深いコース。インフィールドに小さなコーナーが連続するテクニカルコースで、マシンの中間トルクとコーナリング特性が問われることになった。

9月21日には、マイナーチェンジが施されたニューNSXが発表されている。今回の話題は、環境対策と新しいABS(アンチロック・ブレーキング・システム)だった。すでに搭載されていたABSだが、より高効率かつフィーリングの向上が図られたものとなっている。

これに先立つ9月初旬には、ここTIサーキット・英田とツインリンクもてぎで合同テストが開催された。その際に持ち込まれたJGTC仕様のNSXには、量産車のマイナーチェンジに合わせてABSが搭載された。こうした改良型NSXの投入には、すでに実戦テストを終えたワイドトレッドと、これに対応したサスペンション、そして新しいフロントボディも盛り込まれた。この新仕様のNSXは、ラップタイムはもちろん、エンジニアリングでも好感触を得てテストを終了。終盤2戦に向けて好調を感じさせた。

新仕様NSXの仕上がりは万全だった
 新仕様NSXの仕上がりは万全だった 
レースウイークを迎えたTIサーキット・英田は、接近中だった台風18号の影響を受け、練習走行からコンディションが目まぐるしく変化。次第に風雨も強まり、大荒れの様相を呈した。だが、こうした悪コンディションの下でも、NSX勢の好調は変わらず、T.コロネル/光貞秀俊組(Mobil 1 NSX)をはじめすべてのマシンが上位に着けた。

こうした好調を持続した予選では、コロネル/光貞組がポールポジションを獲得したのをはじめ、2番手高橋国光/飯田 章組(RAYBRIG NSX)、3番手脇阪寿一/金石勝智組(TAKATA童夢NSX)、そして4番手に中子 修/道上 龍組(Castrol無限NSX)とセカンドロウまでを独占。NSX4台が上位を占める最高の滑り出しを描き出した。

台風一過の晴天に恵まれた決勝では、NSX勢はスタートから好ダッシュをみせ、レース中盤までは上位を独占する完璧なレースを展開。ピットインの前後から、中子/道上組、脇阪/金石組、そしてレース終盤には高橋(国)/飯田組がやや遅れたが、ノートラブルでレースを消化したコロネル/光貞組が見事にポールtoウインを飾った。また、ポジションを下げていた脇阪/金石組も終盤に健闘し3位表彰台をゲット。高橋(国)/飯田組は5位に入った。トラブルで予定外のピットインを強いられた中子/道上組は16位でレースを終えている。

この結果、最終戦を残すのみとなったシリーズで、脇阪、金石の両ドライバーが、ポイントランキングの4番手に浮上。コロネルが7番手に着けている。また、チームズランキングでは、無限×童夢プロジェクトがトップに6ポイント差の3番手に着け、最終戦で逆転を狙う。

終盤戦、ピットのムードも良好
 終盤戦、ピットのムードも良好 
光貞秀俊(優勝/Mobil 1 NSX)
「マシンにABS(アンチロック・ブレーキング・システム)が搭載されたので、これまでより数十メートルも奥でブレーキングをしている。作動フィーリングにはまったく違和感がない。それに、ワイドトレッドになったので、このコースのように小さいコーナーが続くところは楽になったね。なんとかトップでマシンを託そうと考えたのが、自分にとって良いプレッシャーになったのかもしれない。」

T.コロネル(優勝/Mobil 1 NSX)
「テストから好調で、練習も予選もトップタイムを記録できた。だから、今回のレースには絶対の自信を持っていたんだ。でも、レースではどんなハプニングが発生するかわからない。ところが、マシンはとにかく快調で、余裕を持って走ることができた。終盤には大きなリードがあったから、ハードブレーキングを避けて無理をしないようにしていたんだ。」

脇阪寿一(3位/TAKATA無限NSX)
「タイトルがかかっているから、このレースはとても大切なものだった。最終戦に向けて、できるだけ有利なポジションに立っていたかったから、今日の結果はとても大きなものだと思う。だけど、きついレースだった。終盤で3番手を争っていたときには、すでにペースを上げられる状況ではなかった。でも、3番手のペースも落ちてきたので、どうにか勝負をかけることができた。」

金石勝智(3位/TAKATA無限NSX)
「スタート直後からブレーキの調子が悪くて、序盤戦から苦しいレースになってしまった。それでも、どうにか3番手をキープしてピットインした時には、4番手と6秒くらいの差があったんだ。このままどうにか行けるかなと思ったんだが、タイヤ交換で遅れてしまった。表彰台に上がれて本当にホッとしている。」

高橋国光(5位/RAYBRIG NSX)
「ちょっと情けないレースになってしまったね。若いドライバー達と競り合うためには、それなりの身体を作っておかないといけない。それに、このところのボクは走り込みが不足していたと思う。これが原因でペースダウンしてしまったんだと思っているんだ。もっと頑張らなくてはいけないって、自分に厳しく言い聞かせているところなんだよ。」

飯田 章(5位/RAYBRIG NSX)
「今回は最後までマシンが決まらなくて、結果的にオーバーステアが消せなかった。でも、スタートは得意なので、狙ってトップに立った。そのままなんとかトップで行けるかなと思っていたんだけど、やっぱりペースを上げることができなかった。」

中子 修(16位/Castrol無限NSX)
「道上と交代するときに、ブレーキ不調のことは聞いていたんだ。でも、実際にドライブしてみると、思ったより状態が悪くて2度もコースアウトしてしまった。これでは無理をしても仕方が無いので、予定外のピットインをして調整したんだ。こんな展開だったから、ちょっと欲求不満のレースになってしまったね。」

道上 龍(16位/Castrol無限NSX)
「4番手争いをしていたときに、ブレーキがフェード気味になってしまったんだ。それでまったくペースを上げられなくなってしまった。おまけに、ピットインの際にスピード規定違反を犯してしまい、余計なペナルティを中子さんに背負わせてしまった。ボクも大失敗だったし、苦しいレースになってしまった。」