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1999 Superbike World Championship Series
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1999 スーパーバイク世界選手権シリーズ
第2戦 レポート
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両レースとも、C.エドワーズ(H)が3位表彰台を獲得 「ヨーロッパに渡ってからの優勝に希望が涌いてきた。」

3番手争いはし烈をきわめた
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スーパーバイク世界選手権シリーズの第2戦オーストラリアラウンドは、4万人を超える観客を集め、フィリップアイランドサーキットで行われた。
予選で最速タイムをマークしたのは地元オーストラリア出身のT.コルサー(D)。開幕戦で2/3位に入るなど勢いに乗るコルサーは、土曜日午後のスーパーポールセッションでもトップタイムをマークしてポールポジションを獲得した。
隣国ニュージーランド出身で、オーストラリアにも多くのファンを持つA.スライト(H)は、予選では5番手のタイムに留まっていたが、スーパーポールでタイムを1秒詰め、3番手グリッドを手に入れた。手の負傷から回復したばかりのC.エドワーズがこれに続き4番手。5番手には、今年からスーパーバイク世界選手権シリーズに参戦するアプリリアのマシンを駆るD.ロンボニ(A)がつけて注目を集めた。
第1レースは、予選とスーパーポールで大きな自信を得たコルサーがホールショットを奪った。コルサーは2番手争いの集団との間に大きなリードを築き、スタートに失敗したC.フォガティ(D)に追撃のチャンスを与えることなく、独走でチェッカーを受けた。
エドワーズは、297.520km/hという最速のトップスピードをマークするなど、何とか3番手争いから抜け出そうとするが、チームメイトのスライトも2番手のトップスピードを記録しながらエドワーズを追撃。さらに、柳川 明(K)と芳賀紀行(Y)も加わった4台は、一団となって最終ラップに突入した。その結果、エドワーズがスライトに0.269秒差をつけて3位表彰台を獲得した。4位のスライトから6位の芳賀までの差は、実に0.026秒という激しいレースだった。
第2レースもまた、コルサーが好スタートを切ったが、今度はスタートをうまく決めたフォガティがコルサーをピタリとマーク。スライトも第1レースより良いポジションでレースを開始した。
しかし、またしても序盤からドゥカティの2台は先行し、その後方でエドワーズ、スライト、芳賀、柳川が争うという、第1レースと同じライダーによる3番手争いが始まった。
フォガティはコルサーを抜きトップに立ったが、コルサーも離れず、2人は折り重なるようにしてチェッカーを受けた。その差0.005秒。僅差で優勝を獲得したのはコルサーだった。
3番手争いはさらにし烈をきわめ、エドワーズ、スライト、芳賀の順で、わずか0.083秒の間に3台がコントロールラインを通過した。

3/3位のエドワーズ
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C.エドワーズ(3/3位)
「容易なレースではなかった。でも、2回の3位によって、ヨーロッパに渡ってからの優勝に希望が涌いてきた。第2レースは、第1レースと同じ展開になるだろうと思っていた。だから、早く前に出て、コーナーで抜かれないようにした。第1レースは、3位ではなく、1位を狙っていたので、最高にハードなレースだった。」
A.スライト(4/4位)
「第1レースでは、芳賀がわれわれのバトルに割り込んできた。彼を抜くのはけっこう大変だから、これは問題だった。途中で一度、ブレーキングを遅らせたら、やはり、いつものように彼もブレーキングを遅らせてきて、前をふさがれてしまった。第2レースでは、コルサーに離されないように努めた。しかし、2台のドゥカティについて行くことはできなかった。」
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