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  1999 Individual Motocross
World Championship Series


1999 モトクロス世界選手権シリーズ 250cc
第6戦 レポート 




昇り調子のR.ヒューズ、第2ヒートで表彰台を獲得
前戦で優勝のF.ボレーは振るわず、7/5位に留まる

赤土主体の走りやすいハードサンディコース
 赤土主体の走りやすいハードサンディコース 
ブラジルラウンドの会場となったセーラ・ベルデサーキットは、ミナスジェライス州の大都市、ベロホリゾンテ近郊にある。コースは自然の丘を利用しており、なだらかな斜面をハイスピードで回るコーナーと急斜面の下り。またゴールは大きなテーブルトップジャンプとなっている。観客席からコースの80%が見渡せるのも特徴。土質は赤土を主体としたハードサンディコース。

第4戦ベネズエラで3位/優勝と、開幕戦に続き2回目の総合優勝を果たしたF.ボレー(H)は、再びポイントを重ねランキングトップのM.ベルブーツ(K)に8ポイント差と迫った。トップ3のベルブーツ、P.バイラー(K)、そしてボレーと予想とおりの激しいポイント争いになってきている。

このところ調子を上げているR.ヒューズ(H)は、ベネズエララウンドとブラジルラウンドのインターバルにアメリカに帰国し、アウトドアのナショナル選手権の開幕戦に出場するなど、トレーニングも十分。精神的に充実してブラジル入りしたヒューズは、最初のフリー走行で1分58秒979のトップタイムをマーク。2回目のフリー走行はD.ビーラマン(Y)に先行されたが、公式予選では中盤までトップに立っていたB.ヨルゲンセン(S)を抜いてトップに立ち、あわやポールポジションかと思わせた。

しかし、残り10分というところでM.マスキオ(Y)がタイムを更新し、ヒューズのポールポジション獲得はならなかった。ボレーは1分59秒658を出したものの、1秒以内に上位7人が並ぶという接戦のため、グリッドは7番手に留まった。

決勝第1ヒートは、A.ベロメティ(Y)がホールショットを獲り、その後マスキオがトップに立った。2番手はベルブーツ。ホンダ勢は、ヒューズが11番手、ボレーが13番手と完璧に出遅れてしまった。

中盤までは、ベルブーツとマスキオのデットヒートが続いたが、マスキオのミスでベルブーツが独走態勢を築き、そのまま優勝。ヒューズはバイラーに追いつき、3番手争いに持ち込もうとしたが、わずかの差でバイラーに逃げ切られてしまった。

ボレーは11周目に7番手まで浮上するが、14周目にミスを犯し、9番手に後退、再び追い上げて7位でゴールした。

昇り調子のヒューズ(中央)
 昇り調子のヒューズ(中央) 
第2ヒートは、J.コピンズ(S)がホールショットを獲るが、2コーナーではベルブーツがトップに立った。ビーラマン、コピンズ、マスキオが続き、ヒューズは6番手、ボレーは9番手からの追い上げとなった。

ビーラマンは果敢にベルブーツにアタックするが、6周目に転倒。またしてもベルブーツは独走態勢に入り、両ヒートを制覇。ヒューズとボレーは、最後の10分に4番手争いを展開するが、ボレーにチャンスは訪れず5位に終わった。

ヒューズはラストラップでマスキオをパスし、3位表彰台を獲得した。