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1999 All Japan Road Race Championship Series
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1999 全日本ロードレース選手権シリーズ
第7戦 レポート
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タイヤとマシンのマッチングに悩む伊藤、武田 タイトル獲得に向けて士気を高める加藤

伊藤は2位に入賞
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全日本ロードレース選手権も、いよいよ残り4戦。鈴鹿では今季最後の開催となった今大会では、白熱するタイトル争いに注目が集まった。
今シーズン伊藤真一(H)を悩ませているタイヤ選択の問題は、今大会でも深刻だった。タイヤが決まらないため、伊藤自身、最高のパフォーマンスを引き出せずにいるようだ。
だが今回、最後まで諦めずに攻めた結果の2位獲得により、次戦以降へのきっかけはつかめたようだ。2週間後の筑波での走りに期待したい。
武田雄一(H)は、復活のきっかけをつかめず、苦悩している。セッティングがうまく決まらず、彼本来の走りができないようだった。
加藤大治郎(H)は、決勝日朝のフリー走行でセッティングを変え、トップタイムを記録。今季デビューしたニューマシンの開発にはまだ課題が残り、ピットにいる時間は長い。しかし、今大会を終えて再びタイトル獲得の可能性が高まったことにより、表情は明るい。逆転によるタイトル獲得に向け、スタッフともども上昇ムードにある。

武田は2戦連続11位と苦悩
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伊藤真一(スーパーバイククラス/2位)
「事前テストでは、決勝を想定してレースと同じ周回数を続けて走るなど、万全の体制で挑みました。しかし、予想より吉川の方が速かったので、仕方がありません。マシンでもタイヤでも負けないように開発を進めて、残り全戦を勝つつもりで走ります。」
武田雄一(スーパーバイククラス/11位)
「決勝日朝のフリー走行で、これまでとは違うセッティングを試したりしたのだが、うまくいかなかった。タイム的にも順位的にも満足できないが、何かつかめたような気がするので、次の筑波では、予選からコースレコードを狙っていきます。」
加藤大治郎(GP250クラス/優勝)
「タイトル争いは、筑波でのノーポイントがあったから、厳しいものになると思っていた。しかし、今回の優勝により、可能性が大きくなった。チャンピオンは今シーズンの目標だったから、ぜひ獲得できるように、今まで以上に気合いを入れて頑張りたい。」
青木拓磨/チームHRC助監督
「マシン的にもタイヤ的にも、今回は厳しかったのではないかと思うのに、伊藤さんは、最後まで諦めずに勝負して2位を獲得した。これは素晴らしいと思う。大治郎も、チャンピオン獲得の可能性が広がったことで、また、やる気が大きくなると思うので、チャンスを逃さないように頑張ってほしい。武田も、早く復活のきっかけをつかんでほしい。」
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