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1999 All Japan Motocross Championship Series
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1999 全日本モトクロス選手権シリーズ
第6戦 レポート
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ホンダ、2000年型ニューCRを本格投入 IA125クラスでデビューウインを飾る

高性能をアピールしたニューCR
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これまでチームHRCや本田太一(H)、細野 彰(H)らによって実戦テストが重ねられてきた2000年型ニューCRが、ここ北海道わっさむ大会から大挙して投入された。これは市販開始に向けた最終テストといえるもの。市販型とほぼ同仕様となっており、ホンダユーザーの大きな注目を集めた。
今回、新たに2000年型ニューCRが託されたのは、250ccクラスの成田 亮(H)と芹沢直樹(H)、125ccクラスでは加賀真一(H)と井上眞一(H)の4名だった。
1997年以来採用されてきたアルミフレームは、今回、大幅な改良が施された。開発途上にあったプロトタイプは、第3戦熊本で細野のライディングによって早々に表彰台に上がる活躍をみせていた。そして、本格的な参戦が行われた今回は、加賀によりデビューウインをゲット。また、250ccクラスでも成田が両ヒートでトップ争いを繰り広げた。新しいフレームはもちろん、フルモデルチェンジが施されたエンジンも、高いポテンシャルを証明してみせた。

新採用のフロントタイヤ
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一方、チームHRCでも急ピッチな開発作業が進んでいる。前戦で投入された20インチのフロントタイヤには新しいパターンを導入。またリアタイヤにも、3.00インチのワイドリムに新パターンを採用するなど、新たなトライが繰り広げられている。ライダーの評価は上々で、今後の展開にも大いに期待したい。
熱田孝高(250cc・3/7位)
「ヒート1は序盤で離されてしまいました。ルイスに負ける気はしないんですが、間に成田がいたので手こずりました。終盤になって成田にはグッと詰まったので、あと2周あれば抜けたかもしれません。ヒート2は1周目に誰かのリアタイヤに接触して転倒してしまいました。転んでから後続のマシンに次々に突っ込まれてしまい、ちょっと肩を痛めてしまいました。新しいタイヤは前後ともにいいです。グリップがいいから、ラインを変えたりコントロールの幅が広がりました。最高です。今度こそルイスをやっつけます。そのためにはスタートでルイスの真後ろに着けないとダメですね。」
成田 亮(250cc・2/3位)
「ヒート1はいいところに着けていたのですが、中盤から熱田さんが迫ってきて、焦ってミスを連発しちゃいました。本当はルイスに勝って優勝したかったんですけど、中盤以降、体力がキツくなってしまいました。でも、精一杯走ってつかんだ2位ですから満足してます。ヒート2は自分の走りを見せつけようと、最初からガンガンと思い切り攻めてみました。全力でトップを走っていたんですけど、ルイスが思ったほど離れなくて。抜かれた時には優勝しか要らないって気持ちになったんですけど、意気込み過ぎたのかギャップで転倒しちゃいました。ニューCRは自分の走りに合ってるみたいで、とても乗りやすいんです。」
加賀真一(125cc・3位/優勝)
「すっごく嬉しいです。ニューCRで初めてのレースだったので、勝ちたいなぁと思っていたんです。本当に勝てるなんて、自分でもビックリしてます。それよりもホンダやスタッフに恩返しができて本当に良かった。わっさむのコースは、あまり好きではなかったんです。土質の硬いコースに苦手意識があるからです。でも、今回は体調も良くて何もかもうまく運びました。ニューCRはエンジンもフルモデルチェンジしたことで、アクセルを開けたときの伸びがいいんです。フレームも大きく変わっているんですが、そのおかげでとても曲がりやすい。今回はマシン開発陣の方々からの応援がすごくて、走っていてもコースサイドで応援してくれているのがわかりました。とても励みになったんです。ありがとうございました。」
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