E.ラスク、転倒するも4位。 ラ・ロッコ、6位につけ、ランキング2位を堅持。
AMAスーパークロス第7戦の舞台、ジョージアドームは、アトランタオリンピックのために建設された屋内競技場だ。そして、石灰が混入された赤土によるコースは、マシンのフットペグが接地するほど深くわだちが刻まれること、さらに今回のコースレイアウトは、第1コーナーまでのストレートが極端に短く、スタートダッシュが大きな鍵を握るものとなった。
決勝のホールショットは、J.マクグラス(Y)が奪った。やや出遅れたホンダ勢は、E.ラスクが7番手、K.ウインダム8番手、M.ピション9番手と続いた。コースの難所となったフープスコーナーでは、レース中盤で上位に着けていたJ.バトン(Y)が転倒。これによってオーダーは、マクグラス、L.ワード(S)、J.ドード(Y)、そしてJ.エミグ(K)とラスクが4番手争いを繰り広げた。その後、ラスクはレース終盤になって、このコースの難所の一つとなったフープスコーナーで4番手に浮上したが、その直後に同じコーナーで転倒を喫しポジションを下げてしまった。
こうした波乱の一方で、マクグラスは今季2勝目。ラスクは転倒で失ったポジションを挽回し4位でフィニッシュした。また、スタートで大きく出遅れたラ・ロッコは6位まで追い上げたところでチェッカーとなった。この他、ピションが7位、ウインダムは8位、トーテリは11位でレースを終えている。
E.ラスク(4位)
とにかくスタートがすべて。出遅れたことでレースが難しくなった。思ったようにゲートを飛び出すことができなかった。そして16周目の転倒もなければ、ワードを抜いて3位になれたと思う。でも、なかなか激しいレースができたので、悪い気分ではない。これからは毎レースを開幕戦のつもりで臨みたい。だから、来週のダラスでも、表彰台の頂上を目指して闘うつもりだ。
●次戦は、2月27日ダラス(テキサス州)で開催されます。
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