K.ウインダムが今シーズン初優勝!! 好調なE.ラスクも3位に入賞。
AMAスーパークロスシリーズ第6戦の会場は、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェイムス・スタジアム。NFLタンパベイ・バッカニアーズのホームグラウンドとして有名なフットボールスタジアムだ。これまで開催されてきたアメリカ西部の硬土質と異なり、東部はサンドや赤土のためわだちができやすい。こうしたコースコンディションの違いも、レース展開に大きく影響することになる。
そして、決勝レースのスタート。地元のR.カーマイケル(K)がホールショットを奪いフロリダのファンを熱狂させた。カーマイケルの背後には、ラスク、J.マクグラス(Y)、J.バトン(Y)、ウインダムが続いた。周回が進むと、カーマイケル、ラスク、マクグラス、ウインダムがトップ集団を形成。優勝の行くえはこの4名に絞り込まれることになった。8周目を過ぎると周回遅れが現われ、4名の接近戦はさらに激しいものとなった。
こうした状況の中、マクグラスが8周目にラスクをかわして2番手に浮上、12周目にはカーマイケルをも抜き去りレースリーダーとなった。このマクグラスのポジションアップに引っ張られるように、彼の直後に着けていたのがウインダムだった。12周目に2番手を確保したウインダムは、18周目にスパートしてトップを奪取。さらに後続との差を1秒以上に広げてチェッカーを受けた。
ホンダに新加入したウインダムは、これが嬉しい移籍後初優勝となり、ポイントランキング9番手から6番手にジャンプアップ。不本意な序盤戦を過ごしてきたが、柔らかいコース状態で彼本来の力を発揮し始めることになった。また3位にはラスクが入賞し確実にポイントを重ねている。
K.ウインダム(優勝) マクグラスの後に着いて4番手を走っていたとき、勝てるかもしれないと思った。今までは勝とうと意識しすぎて、気持ちが空回りしていたのだと思う。メンタル面が大きく影響していたようだ。今回はリラックスして走れたので、それが優勝につながったのだと思う。
E.ラスク(3位) なぜかいつものような集中力が続かなかった。タフなコースだったので、とにかく疲れた。自分にとってレースは不本意なものだったが、ケビン(ウインダム)の優勝は自分のことのように嬉しい。
●次戦は、2月20日アトランタ(ジョージア州)で開催されます。
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