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  Race Guide
もてぎの見どころは!?

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もてぎを制するのはバッサーか、
フランキッティか、トレーシーか、それとも……



実力伯仲のインディカー CARTシリーズだが、やはり'96〜'98年と3年連続でチャンピオンを獲得しているホンダエンジン勢が今年も戦いの中心となりそうだ。
今季のホンダ勢は4チーム7台。中でも、チャンピオン経験者のJ.バッサー、躍進著しいD.フランキッティ、強烈な速さを持つP.トレーシーらはチャンピオン候補の呼び声も高い。
もちろん、ライバルたちも打倒ホンダをめざし、もてぎへと乗り込んでくる。2年目の開催となり、昨年以上の高速バトルも予想される今年のもてぎ、熱戦への期待に胸が高鳴る。


'99年のホンダは4チーム7台体制

TARGET/Chip Ganassi Racing

●ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング
[レイナード/ホンダ/ファイアストン]
2年連続チャンピオンのA.ザナルディはF1へと転進したが、'96年の王者J.バッサーが健在。チャンピオン候補の一番手として、もてぎのレースでも中心的な存在となるだろう。また、新加入のJ-P.モントーヤは昨年の国際F3000チャンピオン。合同テストでは全体の7番手というタイムで走り、早くも逸材ぶりを見せつけている。




McDonald's Championship Racing Team

●マクドナルド・チャンピオンシップ・レーシング・チーム
[レイナード/ホンダ/ファイアストン]
タスマン・モータースポーツが“McDonald's”を新スポンサーに迎えてチーム名、マシンカラーリング等を一新。ドライバーは、昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたT.カナーンだ。




Team KOOL Green

●チーム・クール・グリーン
[レイナード/ホンダ/ファイアストン]
オーバルで抜群の速さを見せるP.トレーシーと、ロードコースで強いD.フランキッティのコンビ。トレーシーは昨年のレースでペナルティを受け、もてぎが今季の初レース。得意のオーバルだけに心中期するものがあるだろう。一方、昨年はロードで3勝を挙げたフランキッティもオーバル初優勝をめざして闘志満々。




Walker Racing

●ウォーカー・レーシング
[レイナード/ホンダ/グッドイヤー]
今季は実力者G.ド・フェランと新加入の服部尚貴の2台体制で臨む。昨年はやや不振気味のシーズンだったが、一昨年はド・フェランがシリーズ2位に食い込むなどチーム力は高く、ダークホース的な存在だ。タイヤは他のホンダエンジン勢とは異なりグッドイヤーを履く。




服部尚貴、もてぎへの出場ならず

開幕戦でクラッシュし左足頚骨を亀裂骨折した服部尚貴選手は、 第2戦もてぎへの出場が不可能となりました。
「なにより残念なことは、もてぎに出場できないことです。骨折したところ以外の体調は良好です。頑張ってリハビリに専念して、1日も早く復帰します。」(服部尚貴選手)



ライバルは?

エンジン・サプライヤーとしてホンダのライバルとなるのはフォード、メルセデス、トヨタ。
まず、フォード勢では昨年のもてぎの勝者A.フェルナンデス、M.アンドレッティ(ともにスウィフト)らが注目のドライバーだ。メルセデス勢ではテストで絶好調だったP.カーペンティア、G.ムーア(ともにレイナード)、名門チーム・ペンスキーのA.アンサーJr(ペンスキー)らが手強い存在。トヨタ勢も実力者S.プルエット(レイナード)を中心に上位進出を狙う。
※( )内はシャシー