
快調にヘレスでの走行を重ねるJ.ビルヌーブ(BAR002/RA000E)
ホンダは現地時間1999年12月16日(木)スペイン ヘレスにおいて2000年F1シーズンに向けたブリティッシュ・アメリカン・レーシング・ホンダにとって初めての本格テストを実施、予定されたプログラムをすべて無事消化し終了した。4日間にわたり200周以上のプログラムを消化したことで、新型RA000Eエンジンについて、多くのデータを収集することが出来た。
12月13日(月)にテストドライブを務めたリカルド・ゾンタに変わって、12月14日(火)から12月16日(木)までの3日間は1997年F1ワールド・チャンピオンのジャック・ビルヌーブがステアリングを握り1分25秒722とまずまずの走行タイムだった。
新開発のホンダV10の性能を十分に試すことが出来たビルヌーブにとって、その第一印象は非常に良いもので、「すべてが本当にうまくいった。今週の我々の成果には満足している。これから解決しなくてはいけない問題はいくつか残っているが、それは当然のことだからね」と、コメント。
また、ホンダのF1プロジェクトの責任者である保坂武文(本田技術研究所、マネージング・ダイレクター)は「今回のヘレステストではエンジンのデータ収集を含め、予定していた全てのプログラムを消化出来た非常に収穫の多いテストとなった。最終日となった今日はレースシュミレーションテストも実施し、今回のテスト中最高の合計70周以上をほぼ予定通り走行できたことは、我々ホンダのエンジニアはもちろんBARスタッフも含めたチーム全員の努力の成果だと思う。もちろん、いくつか解決しなければならない技術的問題点も確認できたが、想像以上に我々のエンジンに対するドライバー及びチームの評価が高く、2000年シーズン開幕に向けて着々と準備が進んでいると認識している」とコメントした。
<ヘレステストでの4日間のタイム>
Driver |
Team |
初日 |
2日目 |
3日目 |
4日目 ※ |
Zonta |
British American Racing Honda |
1:43.115s |
not running |
not running |
not running |
Villeneuve |
British American Racing Honda |
not running |
1:25.774s |
1:25.848s |
1:25.722s |
Barrichello |
Ferrari |
1:39.144s |
1:26.617s |
1:24.985s |
1:23.072s |
Coulthard |
McLaren Mercedes |
not running |
not running |
1:25.507s |
1:24.058s |
Panis |
McLaren Mercedes |
not running |
1:25.539s |
1:24.407s |
1:24.537s |
Gene |
Minardi Ford |
1:42.627s |
1:28.424s |
1:25.545s |
not running |
Burti |
Minardi Ford |
1:40.246s |
not running |
1:26.186s |
1:25.583s |
Salo |
Sauber Petronas |
not running |
1:26.706s |
1:42.253s |
1:26.184s |
Diniz |
Sauber Petronas |
not running |
1:26.750s |
1:26.873s |
1:26.278s |
Irvine |
Stewart Ford |
not running |
1:26.515s |
1:26.973s |
not running |
Herbert |
Stewart Ford |
1:40.393s |
1:25.254s |
1:25.097s |
1:24.478s |
Junqueira |
Williams BMW |
not running |
1:28.688s |
1:26.743s |
not running |
Manning |
Williams BMW |
not running |
1:29.217s |
1:28.849s |
not running |
※4日目のタイムは16:00時点
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