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F1世界選手権シリーズ
第16戦/最終戦日本GP


日本GP開催。D.ヒル(ジョーダン・無限ホンダ)、4位入賞。
148,000人の大観衆を前に、M.ハッキネン(MC)、初のチャンピオンに決定。

最終戦としての開催となった日本グランプリ・鈴鹿。
予選前日の金曜は、夕方から時折雨が強く降る空模様となったが、予選日は晴れ。
チャンピオンを争う2人は、M.シューマッハー(F)が1分36.293秒のタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得。0.178秒差でM.ハッキネン(M)が2番手につけた。
以下、2列目にクルサード(M)、アーバイン(F)、3列目にフレンツェン(W)、ビルヌーブ(W)、ジョーダン・無限ホンダのR.シューマッハーとD.ヒルは、4列目につけた。

決勝日午前中は薄曇りとなるが、決勝スタート前には晴れ上がり、148,000人の大観衆とずらっと並んだ応援旗を前に、予定通りにフォーメーションラップがスタート。しかし、スタート直前、うまくタイミングが合わずに、スタートやり直しとなり、原因とされたトゥルーリ(P)が最後尾スタートとなる。
そして、2度目のフォーメーションラップの後に、あろうことか、今度は、M.シューマッハーがエンジンストール。最後尾スタートとなる。
この仕切り直しにより、レースは、予定の53周を2周減算し、51周で争われることとなった。
そして、スタート。
スタート良く飛び出したハッキネン、アーバインがレースをリード。後方では、M.シューマッハーがジャンピングスタートで、オープニングラップのうちに12番手まで浮上。5周終了時点で7番手までポジションアップするが、これ以降は、ハッキネンが1分41秒台のハイペースでトップを走行するのに対し、シューマッハーは、前車とのバトルの中で1分43秒台の周回を重ね、ルーティングのピットインまでにトップを走るハッキネンと27秒以上の差がついてしまう。
ピットインが落ち着いた時点で、M.シューマッハーの順位は3番手。ファーステストラップを叩き出す走りで果敢に攻めるが、ハッキネンとの差は、依然として27秒台で一進一退。そして、中盤32周目のホームストレートで突然のタイヤバースト。リタイアとなり、この時点で、ハッキネンのシリーズチャンピオンが決定した。
ハッキネンはその後も快進撃を続け、2位アーバインに6.491秒差で優勝を飾った。

ヒルは、快調にレースを進め、最後の最後にフレンツェン(W)をパスし、4位につけ、ジョーダン・無限ホンダは、ベネトンを抜いて、シリーズランキング4位につけた。R.シューマッハーは、トラブル発生で、惜しくもリタイアとなった。
また、日本人勢は、地元のグランプリで奮戦するが、中野はトラブルにより、高木はアクシデントにより、リタイアとなった。

尚、今戦の結果により、マクラーレンがコンストラクターズチャンピオンを獲得。
ブリヂストンは、参戦2年目にして、チャンピオンタイヤとなった。

D.ヒル(4位)
文句なく嬉しい!!の一語だよ。
ほんとになんて言ったらいいか、実に感動的なシーズンの締めくくりとなった。
チームの全員が懸命に努力した結果なんだ。無限ホンダのみんな、グッドイヤーのスタッフ、そしてもちろんジョーダンGPの全員だよ。
いま、あらためて来シーズンへの展望が見えてきたよね。そう、トップチームへのね。最後にフレンツェンをパスできて、本当に良かった。
チームのみんなにおめでとうを言いいたいよ。そしてもちろんミカ(ハッキネン)にもね。彼はこの1年冷静にタイトルへのアタックを続けたし、十分にその資格があると思う。彼はきちんとやるべきことをやったんだ。おめでとう、ミカ。

R.シューマッハー(リタイア)
2年間いたジョーダンチームの最後の締めくくりとしては、残念な結果に終わったね。もっとチームのためにポイントを獲得したいと思っていたからね。でも、今日はラッキーデーとはならなかった。
2度も再スタートがあったことにより、僕のエンジンは油温がかなり上がってしまったんだ。だけど、それは僕にはどうしようもないことだったからね。それで結局エンジンが駄目になってしまったんだ。
これでチームを去ることになるけれど、チームのみんなには感謝している。レースが終わってエディ(ジョーダン)と少し話したんだけれど、こういうのってやだね。ちょっぴり感傷的になっちゃったよ。

ミハエルのことは残念だった。
兄貴はすぐに僕の背後まで上がってきて、そしていつものように僕をパスしていったんだけれど……。彼のレースは悲しい結果に終わってしまってほんとうに残念だ。

●ご声援、ありがとうございました。

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