アルゼンチンGP。波乱のレースをM.シューマッハーが制す。
アルゼンチンGP期間中は、雨が一時強く降るなど、あいにくの空模様となったが、地元ファンは、雨など関係なし。真紅のフェラーリ旗をはためかせ、ラテンの血をたぎらせながら、熱狂的な声援を送った。
予選は、D.クルサード(MC)がポールポジション。R.シューマッハー、5番手。D.ヒル、9番手。
決勝日は、朝から雨模様となるが、決勝スタートまでに、路面は完全にドライとなる。しかし、ブエノスアイレスは、元々スリッピーで、ハードなサーキット。序盤から、スピン、コースアウトが相次ぐ、波乱の展開となる。R.シューマッハーは、序盤23周目にスピンし、リタイア。その後も、数台のマシンが、度々コースアウト、スピンし、順位を入れ換えながらレースを展開。終盤には雨が降りはじめ、コースコンディションが更に悪化。トップを走るM.シューマッハー(F)も大きくコースアウトし、ヒヤリとさせられるシーンもあるほどだったが、D.ヒルは、堅実な走りで8位につけた。高木虎之介は、初完走の12位。中野信治、13位。
D.ヒル
スタートでいくつかポジションを上げたけれど、1コーナーでパスされ、最初の順位に戻ってしまった。その後は、頑張ってブルツにぴったりとつけていたが、何周目かの1コーナーでミスをし、フィジケラと絡んでしまっことで、マシン後部がスライドするようになってしまった。次は、ハーバートだ。彼がインを空けたような気がしたので、イン側にマシンを進めたら、ハーバートが思いっきりインに寄せてきた。ノーズが取れたのかと思ったが、穴が空いていたんだね。で、ピットインし、ノーズを交換した。
開幕3戦とも入賞ポイントが取れないなんて、情けないね。
R.シューマッハー
クラッチが滑ってホイルスピンしてしまったので、13番手まで落ちてしまう最悪のスタートとなった。その後は、前のバリチェッロをどうしてもパスできずにいた。そうこうしているうちに、マシンのリアがどんどんおかしくなってきて、スピンしちゃったんだ。ブレーキ圧だと思ったので、ピットに入る連絡をし、タイヤ交換をしながら、確認してもらったんだけれど、大丈夫みたいだった。だけど、まだスピンしちゃって、マシンを降りてみたら、リア・サスペンション(トップ・ウィッシュボーン)が壊れていたんだ。
●次戦は、4月26日 サンマリノGPです。
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