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トライアル世界選手権シリーズ
第7戦アンドラ


藤波(ホンダRTL)、初日8位、2日目5位。

フランスとスペインに挟まれた小国アンドラで開催された今戦。
天気はとてもよく、土は乾ききっていた。ランプキンは第2セクションからトップに立ち、コロメは2位を得た。この2位は、ジャービスとのチャンピオンシップ争いのにおいて、非常に重要なものだ。しかし彼の不幸は、第2ラップで起きた。14セクションに到着したとき、コロメはわずか2点だった。ところが14セクションからの2つのセクションで5点と3点を食らってしまった。第1ラップには、両方ともクリーンだったにもかかわらずだ。
黒山が3位なのは、驚くにあたらない。黒山は第2ラップで多くのミスをした。今回の大会はとてもむずかしかったのだが、しかしそれは誰も同じ条件だった。第1ラップに4時間をかけた各ライダーは、第2ラップをわずか1時間で消化してきたのだ。しかし、すべてのマシンは2000m以上の標高の高度に対して、何らかのトラブルをかかえていた。
藤波は、1ラップ目、ミスを重ね9位と出遅れる。2ラップ目に入って巻き返しを図るが、パンクなどもあり、いまひとつ調子が出ずに7位フィニッシュ。結果8位に終わった。

2日目、ランプキンは驚異的な走りを見せて、チャンピオンシップで大きなリードを作る勝利を得た。1ラップを終えた時点で、コボスがトップで12点、ランプキンは2位で17点。以下コロメ、藤波、カベスタニーの3人がランプキンからポイント差で並んでいた。ライダーは高い気温と高い標高に、前日同様苦しめられたが、ランプキンがアタックを開始すると、これについていけるのはコロメだけになった。第2ラップ、ランプキンのスコアはなんと6点、対してコロメは8点で、総合でも第2位につけたが、一方、チャンピオンシップでは、次回フィンランドでランプキンのタイトルが確定的な状況となった。
1ラップめにトップだったコボスは、最終的には3位に落ちついた。藤波は、今回ばかりは日本のライバル黒山にやられてしまった。その差、わずか1点である。コロメとランキング2位を戦っていたジャービスは、今回はいたって調子が悪く、いまや黒山にランキング3位の座も奪われてしまった。
藤波は、1ラップ目の1セクションでいきなりイージーミスの減点5を喫するが、その後は好調なトライで4位につける。2ラップ目は、13セクションまで好調だったが、14セクションで手痛い5点を取り、結果5位となる。

なお、この大会中、すべてのチーム関係者が集まって、今年の新ルールに対して、FIMへの意見書を提出している。

●次戦は、8月9日フィンランドで開催されます。

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