エバーツ、3戦連続のパーフェクト・ウイン!!
タイムプラクティスからS.エバーツ(CR250M)とS.トーテリ(K)はポール合戦を繰り広げ、最終的にエバーツ(H)はわずか00"081の差で2番手につける。F.ボレー(H)は4番手、P.バイラー(H)は8番手につけた。
ヒート1、M.アルトネン(KTM)がホールショットを取り、エバーツ(H)、ボレー(H)、トーテリ(K)が続く。しかし1周目の終わりにはエバーツ(H)が先頭にたち、すでに5秒ものリードを築いた。3周目にはトーテリ(K)が2番手につけるが、エバーツ(H)は5周目には19秒も先行、誰一人としてそのスピードには歯が立たなかった。最終ラップに勝利を確信したエバーツ(H)はペースを落とす。それでも2位のトーテリ(K)に17"811ものリードでヒート1を制した。
序盤は、アルトネン(KTM)、カールソン(H)、ボレー(H)、ベルブーツ(S)による3番手争いにわいた。しかしベルブーツ(S)は2度の転倒で6位に終わりカールソン(H)は5番手につけていた9周目にラジエターに石が当たり、ラジエター液が漏れてリタイアを強いられる。7周目に3番手にたったボレー(H)は、2番手に1分以上の遅れながらゴールまで3番手をキープ。そして10周目に4番手につけたバイラー(H)もアルトネン(KTM)のアタックをかわして逃げきった。
ヒート2は、エバーツ(H)がホールショットを取り、1周目には4秒ものリードで、アルトネン(KTM)、バイラー(H)、トーテリ(K)、ボレー(H)が続き、2周目にはエバーツ(H)の5秒後ろでトーテリ(K)が2番手につけた。
ところが3周目、5番手走行中のボレーはテーブルトップで転倒、病院に運ばれるが腕か手首を骨折しているもようだ。7周目まではエバーツ(H)とトーテリ(K)の差はほぼ変わりなかったが、トーテリ(K)は果敢なアタックを開始して、その差を序々に縮めていき、13周目には約2秒差まで迫り、3番手のバイラー(H)はすでに1分の遅れをとっていた。
周遅れをパスするのに手間取りながらも2人はデットヒートを繰り広げ、終盤には差を2秒以下まで縮めたが、最終ラップでトーテリ(K)は転倒してしまい、エバーツ(H)は32"405のリードでパーフェクトウィンを飾った。
S.エバーツ(優勝/優勝)
ヒート1は2番手からのスタートだったけれど、すごくアグレッシブだった。そして予定通り、1ラップ目に大きなリードを築くことに成功、それからは自分のレースに集中。終盤は周遅れのライダーに手こずったけれどOK。
ヒート2はハードだった。周遅れをパスするのに手間取り、トーテリ(K)は迫ってくるしで、いつものスピードは得られなかった。両ヒートを制して、タイトルにワンステップ近づいたような気がするよ。
P.バイラー(4/3位)
ヒート1はスタートに失敗して15番手あたりからのスタートだったから、4位はハッピーだった。
ヒート2は、久々にいいスタートが切れたけど、アルトネン(KTM)をパスするのに時間がかかりすぎた。それにしても、エバーツ(H)とトーテリ(K)は信じられないくらい速かった。でも、ブラジルでクラッシュして以来、表彰台からは遠ざかっていたから、この3位は本当に嬉しかったよ。次のスイスは好きなコースだから頑張る!
F.ボレー(3位/リタイア)
今日のコンディションでは、自分にとってはスピードに乗って走ることはちょっと難しかった。こんなマディコンディションでは、無事にフィニッシュしただけでもハッピーという感じで、3位だったからすごく嬉しいよ。
(ヒート2はテーブルトップで転倒、病院に運ばれるが腕か手首を骨折した模様)
●次戦は、9月6日スイスで開催されます。
|