エバーツ、母国ベルギーで、2戦連続のパーフェクト・ウイン!!
タイムプラクティスから2"656 秒もの差をつけてポールポジションを獲得したS.エバーツ(CR250M)がヒート1のホールショットを取り、G.クロカード(H)、F.ボレー(H)、P.クーパー(K)、M.ベルブーツ(S)が続いた。
エバーツ(H)は1周目に10秒以上のリードですでにダントツ体制に突入。2周目にはエバーツ(H)に14秒遅れでボレー(H)が2番手につけ、スタートに失敗したP.バイラー(H)は7番手からの追い上げとなり、4周目には4番手に浮上した。
中盤、エバーツ(H)はボレー(H)に35秒のリード、その21秒後方にはベルブーツ(S)、そして10秒後ろでバイラー(H)は4番手をキープ。トップ3人が大きギャップのまま単独走行となり、終盤にかけて追い上げたS.トーテリ(K)がバイラー(H)に迫るが、トーテリ(K)はミスしてバイラー(H)との差は広がった。
最終的にエバーツ(H)は56"183ものビックリードで勝利。2位のボレー(H)はサンドスペシュリストのベルブーツ(S)に22秒の差をつけてのフィニッシュ、バイラー(H)は3番手に4秒差までつめての4位だった。
ヒート2は再びエバーツ(H)がホールショットを取り、1周目でエバーツ(H)はワイルドカード出場のJ.スメッツ(KTM)に4秒のリード、ボレー(H)は5番手、バイラー(H)は8番手からのレースとなる。2周目でエバーツ(H)は8秒のリード。そしてボレー(H)が3番手に浮上し、スメッツ(KTM)にアタックするが、5周目にボレーは転倒してトーテリ(K)にパスされて4番手に後退する。
9周目、最終コーナーでボレー(H)はミスして転倒するが、ギャップを15秒から29秒に広げられただけでポジションは4位をキープ。2秒後ろにつけていたベルブーツ(S)は避けきれず転倒してしまい、再スタートに手間取り9位に終わる。
11周目、2番手のスメッツ(KTM)は転倒して7番手に後退、変わってトーテリ(K)が2番手、ボレー(H)が3番手につけるが、エバーツ(H)は40秒近いリードで悠々自適のトップを快走。エバーツ(H)は37"716のリードでパーフェクトウイン。これでポイント的にも8ポイントのリードで首位に返り咲いた。3位にボレー(H)、4位はボーランド(Y)、バイラー(H)は5位でフィニッシュ。
S.エバーツ(優勝/優勝)
今日はイージーウインだった。ヒート1の1周目、10秒のリードは自分でも信じられなかったよ。ニューエンジンのおかげで、再びホールショットを取れて、グット・スピードをキープできたしノープロブレムだった。自国での勝利はライダーにとっては夢だからね、ベルギーで沢山のファンの応援のもとでのブッチギリの勝利は最高だったよ。こんなにディープサンドはGPとしてはスペシャルラウンドだね。次はポーランドのハードサンドだけど頑張るよ。
F.ボレー(2/3位)
今までのサンドサーキットでのベストリザルトは、たしか5位くらいだったから、今日は最高の走りだったと思う。ヒート1の終盤は少しナーバスだった。なぜって、サンドコンディションでの初めての2位だったからね。ヒート2は2度のミスティクで、単独のスモールクラッシュをしてしまった。でも、3位でコールできたし、今日の結果には満足している。かなりのエネルギーを消耗したレースだった。ポイント的にはバイラーをパスしてランキング3位に浮上するのはちょっと無理だと思う。
P.バイラー(4/5位)
こんなにディープサンドは難しいし、パスするのも大変だし今年のワーストコースだね。両ヒートともにスタートに失敗してしまい、中盤までは激しい追い上げを強いられて、からりのエネルギーを消耗してしまい、後半はちょっと辛かったよ。特にヒート2は、エバーツ(H)とボレー(H)にイン側をブロックされて、アウト側にふくらんでしまい完璧な出遅れだった。ドイツの結果が最悪だったから、あんまり無理してポジションもポイントも落としたくなかったから、慎重に走った。
●次戦は、8月30日ポーランドで開催されます。
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