名門ハニービーの橋本/出口組(ホンダCB400SF)が優勝!!
波乱に満ちた2番手争いを尻目に、ポールtoウインを飾る!

表彰台でやっと表情をゆるめる橋本充巧選手(左)と出口修選手(右)
15時スタート、19時ゴールのスケジュールで行われたNK4 SUZUKA 4時間耐久ロードレースは、降雨確実との気象台の予報により、コースイン前にすでにウェットレースが宣言されていた。NK4耐は、インターナショナルライダー(国際ライセンス所持者)も出場できるが、彼らはスリックタイヤを履けないというレギュレーションのため、晴れればナショナルライダーが有利、途中で雨が降り出せばインターナショナルライダーが有利となる。予報どおりスタート直前に雨が降ったが、すぐに止んだため、全車ドライ用のタイヤを履いてグリッドに並んだ。
好スタートを切ったのは、'96年のNK4チャンピオンで去年のポールシッターでもある橋本充巧。彼とコンビを組むのは、去年は3秒差で優勝を逃した出口修。序盤は去年の覇者・岩橋健一郎(ホンダCB400SF/MOTO WIN & テラオカRS)、飯田康之(ホンダCB400SF/チームカツラガワ & ALビーグル)との3台によるトップ争いとなったが、4周目に岩橋が転倒、7周目に飯田がマシントラブルに見舞われたため、橋本は序盤から独走状態を築いた。
その後、後方からレース中の最速ラップタイムを記録しながら伊藤和久/酒井靖夫組(ホンダCB400SF/F.C.C.TEAMマヨネーズ)が2番手に浮上。一時は橋本/出口組に8秒差まで詰め寄るが、中盤以降は逆に差を広げられ、トップ奪取はならず。結局、終始安定したペースで、1周につき1秒の割合で2番手以下との差を広げた橋本/出口組が、伊藤/酒井組に1分44秒681の大差をつけて優勝した。
予定では18時20分のところ、20分早められて18時ちょうどにライトオンのサインが出された後、辻本貴志/藤井勇一組(ホンダCB400SF/アゲイン レーシングクラブ)が、ペースの落ちた2番手の伊藤/酒井組に接近するが、16秒差まで詰め寄ったところでチェッカーとなり、3位に落ち着いた。4位には、序盤から2位争いに加わっていた武藤克行/川瀬亮太組(ホンダCB400SF/advance & 横井ENG)が入り、1〜14位をホンダCB400SF勢が占めた。
やっと勝てた! すごくうれしい(橋本 充巧)
去年はトップを走りながら、気を抜いてコケたので、今年は独走状態になってからも気を抜かないよう、気合を入れて速いペースで走りました。背の高さが全然違うんですけど、出口クンが全部ボクに合わせてくれたので助かりました。
みんなの怒ってる顔が浮かんで、必死で立て直した(出口 修)
交代直後、シケインで、まん前で2台が転倒して、自分もコケそうになりました。あのときは、まるでスローモーションのように、みんなの怒っている顔が浮かんで、こりゃいかんわい……と、必死で足をついて体制を立て直し、何とかコケずに済みました。
●ご声援、ありがとうございました。
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