
格子柄を基調にまとめられた船室。きらびやかだ。採光性も良い。天井にはロールブラインドが装備される。

水押し(みよし)を模った舳先。藩紋が見える。

藩紋が入ることで、屋根が陣笠に見えたりする。

正弦波インバーター搭載の発電機、EU55isが後部デッキに積まれた。エンジン回転数を自動制御するエコスロットルや、二重防音構造の採用により、低騒音の優れた発電機だ。

こちらは「第1もがみ丸」。船客定員は「第2もがみ丸」同様25名だ。

取材に訪れたのは、6月上旬。梅雨入り前の最上川は水位がかなり低かった。

満員の乗客を乗せて下る船(右)と、空船で全速で川を遡る船がすれ違う。

最上峡の名所、白糸の滝の前を行く。

古口港。ここが乗船口だ。

古口にある最上狭芭蕉ライン観光(株)。戸澤藩の船番所を再現した。

最上狭芭蕉ライン観光の敷地の一角に、正岡子規の句が刻まれた石碑が建っていた。 「朝霧や船頭うたふ最上川」とある。明治26年(1893)、子規は芭蕉の足跡を辿って最上川を訪ね、芭蕉と同じく本合海から船に乗ったとされる。