MAINTENANCE NOTE バイクの点検整備について
はじめに 日常点検 12か月定期点検 24か月定期点検 定期交換部品について 使用環境に応じた点検項目
12か月定期点検
 
距離加味項目
点検時期欄の“距離加味”項目については、前回の点検からの走行が1,500km以下の場合、点検を省略できます。ただし、点検項目を省略した場合、次回はかならず点検を実施してください。

クラッチ
1. クラッチの作用
(1) アイドリング状態で、クラッチ・レバーを一杯に引いたときに異音がないか及び異常に重くないかを点検します。また、変速操作がスムーズにできるか点検します。
 
(2) クラッチ・レバーを徐々に離して発進したとき、滑りがなく、かつ、接続がスムーズであるかを点検します。
 
(3) 自動クラッチにあっては、走行するなどして接続が滑らかであるかを点検します。
プロペラ・シャフト及びドライブ・シャフト(126cm3以上)
1. 継手部のがた
(1) エンジンを止めた状態で、リヤ・ホイールを浮かせて1速の位置に変速した後、ホイールを手で回したとき、異状ながた(連結部の緩み、スプライン部、ユニバーサルジョイント部のがた)がないかを点検します。
 
(2) ブーツに亀裂及び損傷がないか目視などにより点検します。
電気配線
1. 接続部の緩み及び損傷
(1) 電気配線の接続部に緩みがないかを手で動かすなどして点検します。
 
(2) ハンドルを動かしたときにフレームとフロント・フォークとの間にかみ込みがないかを目視などにより点検します。
 
(3) 電気配線に損傷がないか及びクランプに緩みがないかを目視などにより点検します。
 
ブローバイ・ガス還元装置
1. 配管の損傷
(1) ホース、パイプなどの配管に劣化及び損傷がないかを目視などにより点検します。
 
(2) ホース、パイプ、クランプの取付状態に異状がないかを目視などにより点検します。
ハンドル
フロントフォーク
マスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ及びディスク・キャリパ
ブレーキ・ドラム及びブレーキ・シュー
ブレーキ・ディスク及びパッド
サスペンション・アーム(スイング・アーム)
ショック・アブソーバ
クラッチ
プロペラ・シャフト及びドライブ・シャフト(126cm3以上)
電気配線
ブローバイ・ガス還元装置
一酸化炭素等発散防止装置
エキゾースト・パイプ及びマフラ

点検整備の方法を正しく行わないことや、不適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす原因となり、死亡または重大な傷害に至る可能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノートに記載された点検方法・要領を守り、必ず実施してください。
異状箇所は乗車前に修理してください。

安全に関する表示


点検整備のしかた

本ページは、125cm3以下と126cm3以上の排気量を対象に編集していますが、機種によっては関係のない項目、説明文や図が異なる項目もありますのでご了承ください。
ページTop