2026.4.27

「Hondaマリン」ボートショーで あれこれ聞きました!

「Hondaマリン」ボートショーであれこれ聞きました!


今回、編集部は、ジャパンインターナショナルボートショー2026の会場へ。

というのも、Hondaが今年、TV-CM『マリンへの想い』『水上の自由』を流してから、「Hondaって海もやっていたんだ!」「マリン事業って最近始めたの?」といった声を多くいただきました。みなさーん、実はHondaのマリン事業は60年を超えているんです! ご存知なかったですか? そこでボートショーの現場で、あれこれ聞いてみました。

小塩 史也
二輪・パワープロダクツ事業本部
マリン事業部 営業課 チーフ

――浜松が地元だった小塩さんは、浜名湖のほとりにあるHondaマリンに入社して6年目。海好きが高じて2年間は自ら志願し、販売店でお客さまに接し船の販売現場を学んだという。浜名湖にすぐ出港でき、船外機を生産する細江船外機工場と営業部が隣接する、Hondaマリンの本拠地で働くHondaマン。

ホンダが海の事業を

はじめたのは、

なんで?

小塩 始まりは1964年。きっかけは、創業者 本田宗一郎の「水上を走るもの、水を汚すべからず」という考え方でした。当時、船のエンジンは世界中で2ストロークが主流で、排気にオイルが混ざって海に流れる構造だったのに対し、Hondaは環境に配慮した4ストロークでスタートしたんです。例えば、海苔の養殖場に油が浮いていたら、その海苔は食べたくないですよね。そういう “現場目線” から生まれた思想だと思います。

クルマのエンジンと

共通している?

小塩 船外機の一部のモデルは四輪ベースのエンジンです。フィットやオデッセイのエンジンをベースにしたモデルもありますし、VTECなどクルマで培った技術も応用されています。特にVTEC搭載モデルは、加速の伸びやエンジン音の心地良さが、大変評価されています。

それと「信頼性」、「静かさ」、「燃費の良さ」も評価されますね。例えば遊漁船では、エンジン音で会話がしづらいこともあるんですが、Honda船外機を搭載している船に乗船すると “普通に会話できる” と驚かれます。まさに四輪の技術開発が活きていると思います。

どこで買う?

運転はクルマの

ような感じ?

小塩 全国に約80ヶ所あるマリン特約店で購入できます。基本的には海や湖の近くにあります。

――Honda Carsのような雰囲気ですか?

小塩 いえ、かなり違います(笑)。整備中心の店舗だと、“町工場感” が強いところも多いんです。一方でマリーナでも船外機の販売を行っており普段味わうことのないラグジュアリーな空間が広がっている特約店もあるんです。あとは、各地域で開催されるボートショーや、マリン特約店が開催する展示会や試乗会などでも商談・購入することができます。

  • 道東マリーン商会

――クルマを運転するように、船って操れるんですか??

小塩 船は、クルマやバイクのようにブレーキですぐに「止まることができない」んです。その上、海の上でエンジンが止まってしまうと、“漂流” になります。だから海では、壊れないこと=安全性が絶対条件です。エンジンの耐久性はもちろん重要ですが、日常のメンテナンスが非常に重要になります。なので信頼できるお店から購入することやお店との関係づくりも重要なポイントなんです。

――Hondaブースに来場した方はどう感じたのでしょうか? 今回、船外機ラインナップに加えプレリュードやアフリカツインが展示されたHondaブースで、来場者の声をいただきました。

─ボートショー会場のお客さんの声は?

嶋崎 孝彦さん

――嶋崎さん
Hondaブースは見やすいし、船外機がズラリで迫力あります。クルマやバイクも置かれていて、Hondaファンには嬉しい展示です。四輪の技術が船外機に活きているから信頼できますね。V8があるのは知らなかった! F1好きの私に刺さりました。

河田 郁実さん(左)/啓吾さん(右)

――郁実さん
Hondaっていろんなことを手がけていてクリエイティブ。グランプリホワイトのエンジンがかっこいい! いつか欲しいです。

――啓吾さん
妻が船舶免許を取ったので来ました。陸海空というテーマでHondaの “総合力” を感じました。

福田 雄一さん

――福田さん
去年も来ましたが、今年の展示は船がなくエンジンで勝負していて、とても好印象。 さらに船以外の技術も展示され、大変興味深い。私はインターフェース開発をしているので、マリンの自動運転化にも興味があり、知りたいと思いました。

木越 竜太さん(左)/林 芳安さん(右)

――木越さん
Hondaってクルマのイメージでしたが、船外機のバリエーションも多くあって、スゴいなと。

――林さん
東南アジアでHondaの船外機を見たことがあって世界共通の信頼性を感じます。白やシルバー以外に、Hondaレッドの船外機も創って欲しいなぁ。

――再び、小塩さんに伺いました。

─船というとレジャーの
 イメージが強いですが、実際は?


小塩 実は、Hondaの船外機は漁師さんなどのプロユースが多いんです。東北のカキ、北海道のホタテ、九州の海苔など全国の現場で使われています。プロが選ぶ理由は、やっぱり「壊れにくい」「力強さ」「燃費の良さ」ですね。水揚げした重い海産物を運ぶので、信頼性とトルクが重要になります。また海外では、タイやモルディブのリゾート地でタクシーボートとして、あるいはアメリカで沿岸警備など、プロの現場で活躍しています。

小塩 一方で、免許不要艇と言って、全長3.3m未満のボートに組み合わせると免許が要らない2馬力船外機は、主に釣りをはじめとするレジャー用途に使われますが、HondaのBF2は長年2馬力船外機のトップセールスを記録し続けています。免許が要らないので、誰でも手軽に水上の自由を楽しむことができ、初めてのマイボートに搭載する船外機として沢山のユーザー様に愛されています。

――マリン担当として、四輪オーナーのみなさんへ。

小塩 「Hondaってマリンやってたんだ」と言われます(笑)。プロの方には有名ですけど、まだまだ知られていないから頑張らないと……。でも最近はレンタルボートも増えて身近になっていると思いますので、まずは一度、船に乗ってみてほしい。そこから「Hondaいいね」と思ってもらえたら嬉しいです。2馬力の船外機なら免許不要艇とセットすることで気軽に遊べますから、興味があれば一度ホームページなどもチェックしてもらえたら嬉しいです!

――「海では漂流しますから、陸以上に、安全性・信頼性が大切」

小塩さんのその言葉にあらためて、エンジン開発や製作に真摯に取り組むHondaを感じました。そして2馬力から350馬力まで、ずらりと並ぶ船外機は、圧巻でした。

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