TOKYO AUTO SALON 2023 取材 #02
過日、幕張で行われた「東京オートサロン2023」取材の第2弾。今回Hondaブースには、数々のモータースポーツ車両がズラリ! さすがレースで培った技術を市販車に活かすHondaらしい展示でしたが、そのなかから編集部が注目したのは、2014年から続く「N-ONE OWNER'S CUP」に出場した車両。

「N-ONE OWNER'S CUP」はナンバーのついた街中を走るN-ONEに、いくつかの装備をつけるだけで誰もが気軽に挑戦できるワンメイクレース。10代〜60代の方が参加、今年も11大会の開催が予定されている、いわば「草の根レース」。実はHonda Magazine編集部も以前、著名人と組んだチームで挑戦して楽しんだことがあります。

そのレース参戦車両が展示されており、見ると「ホンダ学園」と描かれていました。ホンダ学園は、創業者 本田宗一郎が創立したエンジニアたちを育成する学校法人。ということは、学生たちが参戦しているのかな?
――そこで会場の関係者に声をかけました。

宇賀広章さん
学校法人 ホンダ学園
ホンダ テクニカル カレッジ 関東 教員
わが校のモータースポーツ部の活動として挑戦しています。地元埼玉県のHonda Carsに相談したところ、支援いただくことができました。最初のデビュー戦の時に挑戦した学生が、今ではHonda Carsに就職し、ライバルチームで参戦しているなどのストーリーも生まれてきました。
このレースは学生にピッタリ。困った時も他のチームに聞くと教えてくれたり、いい勉強の場になっています。フレンドリーな場なので、最初はオドオドした学生もすぐに馴染みますね。
――実際にレースに出ている学生たちにもお話を聞きました。

鈴木航輔さん
学校法人 ホンダ学園 ホンダ テクニカル カレッジ 関東
3年 モータースポーツ部 部長
みんなが整備士であり、ドライバーであるというのが面白いですね。少しセッティングを変えるだけでタイムが変わってきたり、そういう達成感があるのがイイです。
小さなことの積み重ねがレースでは大事、まさに整備という仕事にも繋がるし勉強になります。オートマ車だし、N-ONEは親しみを持てるクルマなので入りやすい。軽でもレースが楽しいという驚きを実感します。

金久保太一さん
学校法人 ホンダ学園 ホンダ テクニカル カレッジ 関東
3年 モータースポーツ部
サーキットってスケールがデカくて非日常なので、その活気に最初は圧倒されましたが、また来たいと思う気持ちがどんどん生まれて。全員が学生というチームは、他には少ないけど、同世代で同じ環境で、勉強したりサーキットに行くのは、すごい楽しいですね。
街で今日もN-ONEを見て、そういうクルマがスポーツカーと同じようにサーキットを走る、そこに参加するのは、本当に面白いんです。


今や「N-ONE OWNER'S CUP」は150人以上がエントリーする大会に成長していますが、インタビューにも出てきたように、現場はすごくアットホームなレース。以前、編集部が参戦していた時も、本当に多くの方との交流が生まれました。何より、N-ONEばかりが競い合う姿が、ちょっと微笑ましい。N-ONEには、人を笑顔にしてくれる力があるように思います。
やってみたい、見てみたいという方、ビギナーでも大丈夫ですので、ぜひ「N-ONE OWNER'S CUP」サイトをチェックしてみてください。
「N-ONE OWNER'S CUP」サイトはこちら!

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