Honda Magazine

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世界と闘う子どもを育てたい保護者の皆さま、必読!2021年、日本人F1ドライバー誕生! 角田裕毅(20歳)選手の挑戦が始まります! 世界と闘う子どもを育てたい保護者の皆さま、必読!2021年、日本人F1ドライバー誕生! 角田裕毅(20歳)選手の挑戦が始まります!
2021 Spring Vol.3

角田裕毅(つのだ・ゆうき)

2000年生まれ、神奈川県出身。2016年に鈴鹿サーキットレーシングスクールを卒業。同年、4輪レースにデビュー。2018年にFIA F4選手権でシリーズチャンピオンになり、2019年にはヨーロッパでFIA F3選手権に参戦。2020年はFIA F2選手権にステップアップして総合3位。その走りが認められ、2021年、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダチームからのF1参戦が決定。世界が注目する若手ドライバーの1人。


Hondaが応援するドライバー角田選手が、F1マシンのシートを獲得しました!日本人としては7年ぶりのフル参戦ドライバーが誕生。20歳のルーキーの、世界への挑戦が始まります。そこで、角田選手に独占インタビューしました。(開幕前、2021年 年頭にインタビュー)



――もともとレーサーになりかったんですか?

角田 父の影響で4歳からカートを始めて。でもよく覚えていないんです。だからレーサーに憧れたというより、たまたま乗って楽しいなって。


――たまたま?

角田 はい。自分からというより、どっちかというと父にやらされていた感じ。厳しくされて叱られて「もう、やめれば?」と。そう言われると、やめたくなくて。すべて、真逆を行きたいタイプなので(笑)。


『夢は特になかった。でも上に行くのが楽しかった』
『夢は特になかった。でも上に行くのが楽しかった』

――幼い頃は違う夢を持っていた?

角田 夢は特になかったですねぇ。ただレースで上に行きたい気持ちはあった。上に行くほど、速くなるし、楽しくなったので。


――恐怖はないんですか?

角田 恐怖はないですね。クラッシュしたりすると時間を失う。走れば走るだけ、ボクもチームも成長するのがレースなんで、時間を失ってしまう不安はありますけど、いわゆる一般の方が言う恐怖心というのは、正直、ないですね。


――プレッシャーは?

角田 クルマに乗り込んだら、プレッシャーもありません。無になります。


――普通の20歳のように遊びに行きたい、とは?

角田 それは思います。でも海外に住んでいますから、違うカタチで友達とは遊んでいます。オンラインでゲーム。それが息抜きなんです。

2020年シーズンのマシン 2020年シーズンのマシン

――大切にしている言葉や、影響を受けた人は?

角田 特にないですねー。あ!4歳くらいから一緒にやっているドライバー友だちには影響受けてます。幼稚園ぐらいから一緒なんで、いつか、一緒のカテゴリーでレースしたいなって。


――F1とは、角田選手にとってどういう存在?

角田 やっぱり誰もが知るトップカテゴリーですし、一番稼げるスポーツですよ(笑)。F1ドライバーって目立つし、スゴイって言われる存在。なら、ボクもなってみようかなって感じです。


――いよいよF1にチャレンジ。どんな気持ち?

角田 ルーキーらしく攻めてポイントとっていこうと。フェルスタッペン選手やハミルトン選手と走るのは楽しみですね。


『誰よりも速いのが、楽しい』
『誰よりも速いのが、楽しい』

――ずばり、彼らに勝てますか?

角田 同じマシンに乗れば勝てます(笑)。ま、簡単にはいかないと思うけど、どのくらい、彼らが速いのか、何が強いのか、まず知りたいです。そのうえで、誰よりも速いことが楽しいから、そこを目指したい。


――Honda Magazine読者にメッセージを!

角田 期待に応えたいですし、鈴鹿でGPが開催されたら、皆さんの前を思いっきり走りたいと思います。


そう語った角田選手。飄々としたインタビューでしたが、彼を支えているのは「夢」ではなく「反骨心」と「楽しむ心」にあるように感じました。世界と闘うヒントかも!? 角田選手、頑張ってください!そしてみなさん、応援よろしくお願いします!


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