Honda Magazine

Hondaオーナーのみなさまに、
Hondaの裏話や真実を楽しくお伝えする雑誌です。

走る!獺祭TV N-VAN物語 走る!獺祭TV N-VAN物語
2021.11.24

物語の主人公はKevinさん。日本酒「獺祭」で世界的に有名になった旭酒造さんの社員さんです。フランスで生まれ育ったKevinさん、映像の仕事などやったことのない彼が、今、N-VANを基地としてYouTube「獺祭TV」の発信のため、日々走り回っていると聞き、編集部は、Kevinさんに会いに行きました。

ちなみに、旭酒造さんとHondaは創業年がまったく同じなのです。1948年創業で、今年で73年。さらにお互い、日本から世界へと挑戦する企業、そんな共通する縁もあって、今回の取材となりました。

Kevinさん

旭酒造株式会社 広報 海外戦略部 
ケビン・ルビスさん


Kevinさん ―「フランスで育ったこともあって、海外では日本文化が間違って捉えられていることが多いと感じていました。日本食もSakeも海外でブームという報道もありますけど、その食文化の再現や、器の使い方など、日本の背景を知らないで世界に拡がっていることも多い。獺祭はおかげさまで、今や世界にその名前が拡がりつつありますが、その酒造りの背景や想いやこだわりは、まだまだ世界に伝わっていないと思っています。だから日本文化とともに、YouTubeを通じて世界に正しい日本の姿を伝えたいなと……」


――「獺祭」その名前は、聞いたことがあるHonda Magazine読者も多いはず。世界で最も多くのミシュランの星を獲得しているジュエル・ロブションに認められるなど、山口県で生まれた「獺祭」は、真摯な酒造りの姿勢とおいしさで、今や世界的に知れ渡るブランドとなりました。

N-VANとKevinさん

Kevinさん ―「獺祭のおいしさの背景には、うちの酒造りの姿勢もありますが、農家のみなさんが素晴らしい山田錦というお米をつくって下さっていることが大きい。さらに、販売店様や提供するレストランのみなさんの力も含めて、獺祭が輝きます。そんな多くの人々の想いや姿勢を、獺祭TVで発信して知っていただくために走り回っています。今日は、兵庫の農家さんに伺いました」


――取材の日は、兵庫県加東市に訪れていたKevinさん。


Kevinさん ―「山田錦は全国で育てられていますが、兵庫県は日本一の生産量なんです。今日は契約いただいている農家さんに伺って、もみがらを取り除いて玄米にする工程を取材させていただくとともに、農家さんの声を伺いに来ました」

玄米
作業中の農家さん

Kevinさんの傍らに、黄色いN-VANが


――ボディには、しっかり「獺祭TV」と描かれています。さらに室内を覗くと、木の大きなカウンターが!

N-VAN
日本酒の麹造りに欠かせない杉の板のカウンター

Kevinさん ―「動画発信の基地としてN-VANを使っています。このカウンターは、以前、Hondaの研究所がコンセプトカーとして提案していた車両を真似て自分たちでつくりました。日本酒の麹造りに欠かせない杉の板で出来ています。動画撮影には多くの機材が要りますけど、N-VANはすごく積載しやすく便利です。オプションで荷室に電源コンセントもつけてもらいましたし、あと今日のように、畑のあぜ道などを走ることも多いので、軽というサイズは、農家さん訪問にもベストなサイズですね!Honda SENSINGの安全機能も安心ですし、高速道路ではアダプティブクルーズコントロールが便利。日本の軽自動車、N-VANは最高です」


――ボディの横を見ると、屋根にはタープまで装着されています。

ターフを広げたN-VAN

Kevinさん ―「取材のときもタープを広げると、伺った先の方々とのコミュニケーションの場になりますし、カウンターに獺祭を並べると、ちょっとしたバーみたいにもなるので、さらにこのN-VANで、今後、スポーツイベントなどの会場にも出かけて、獺祭をPRするアンテナショップのような活用をしたいと思っています」



農家さんとの交流


――取材後、近くの運動場に集まった農家の方々との食事会が始まりました。農家のみなさんが「男飯だよ」とBBQで盛り上がるなか、Kevinさんは動画取材を進めていきます。

農家の方々との食事会1

――その輪の中心、組合の藤原会長は、

藤原会長 ―「10年以上前になるかな。旭酒造の会長さんが来られて、何度も何度も通ってコミュニケーションをとってもらって付き合いが始まった。今や「獺祭」は世界的に有名になった。我々も誇りですよ、その原材料を育てているというのは。それになんといっても、獺祭は美味しいからね〜」

藤原会長

撮影の合間に


――Kevinさんからこんなお話も伺いました。

Kevinさん ―「私はもともと、海外の商談や営業として入社したんです。でもコロナ禍になって海外にも行けなくなった。であればと、YouTube発信を企画して始めました。全く経験はなかったのですが……。あと旭酒造も、お米を買い付けたけど、コロナ禍で飲食店さんが営業できなくて、お米が余ってしまった。そこで、甘酒を開発し販売したり、お米から消毒用のエタノールをつくったり、色々知恵を絞っています。コロナだからお米はいりませんと、農家さんには言えません。そのために色々、挑戦しています」

お米から開発した甘酒と消毒用エタノール

――旭酒造さんのさまざまな挑戦。「獺祭TV」もその一つとしてスタートしたようです。そしてそれは、まったく映像をつくったことのなかったKevinさんの新たな挑戦でもあったのです。その基地としてKevinさんとともに活躍するN-VANを見て、編集部取材陣も、前向きな気持ちが溢れてきました。

KevinさんとN-VAN

Kevinさん ―「まだまだ世界に向けて、発信するべきことが多くあります。獺祭は有名になりましたが、Sakeはワインに比べたら、世界的に認識されていません。自分が動画を発信することで、その一助になれば……。フランス生まれだから余計に思うのかもしれませんが、日本酒の素晴らしさ、美味しさはワインにまったく負けていません。Sakeに対する世界中の評価がもっとあがるように頑張っていきたいと思います。」


――Kevinさん、これからも頑張ってくださいね!素敵にカスタマイズいただいたN-VANで、日本中を旅して、素晴らしい人たちの姿や想いの発信、楽しみにしています。



今回、Kevinさんが農家さんへ取材した様子は、公式YouTube“獺祭TV”でご覧いただけます!

獺祭TV - Dassai Channel -獺祭TV - Dassai Channel -
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