出会ったのは、10年以上前のこと。免許を取って初めて運転したのが、実家の初代だった。そして、初めて自力で購入したのが3代目として販売されていた、君。
「新車を自分で買うなんて、大人になったなぁ」と、我ながら感じた時だった。
それ以来、役者の仕事でどの現場に行く時も、君と一緒。役作りや台本を読み込む時も、FITの中。歌の練習も。
さらに、地方に行った時のレンタカーすら、FITを選ぶという溺愛ぶり…(笑)。
本当に多くの時間を共有してきたね。
嬉しい時、楽しい時、悲しい時、苦しい時、全てを、君のなかで、さらけ出してきた。
移動のための道具という存在を超え、partner。そして、君の空間が、僕のfavorite placeであり、necessary place。もはや、人生の伴侶であり、buddy。
今、ニューヨークに留学中。君から離れて寂しいけど、新たな大野拓朗になるために、がんばっているよ。
ニューヨークの街なかで、Hondaのクルマをよく見かける。君を思い出しているよ、相棒。
いつも、どんな時でも見守って、支えてくれてありがとう。
成長した大野拓朗の姿を、楽しみにして待っててよ。