開発チームに聞きました。
FITは今まで、他の同じサイズのクルマより、1ミリメートルでも広く、1秒でも速く、1キロメートルでも燃費がいいことを追い求めてきました。でも、新しいFITは、数値だけでなく「心地よさ」を「人が感じる」ことを最優先に考えたからです。
目指したのは「用の美」です。それがわたしたちの目指すクルマを一言で表す言葉です。
新型FIT開発チームのメンバー
「東京手仕事」プロジェクト
江戸の伝統工芸関係者に聞きました。
「東京手仕事」プロジェクト
ブランドマネージャー 廣瀬範幸さん
「使う人のことを考えて考えて考え抜く。長い試行錯誤の時間と職人の手が生む、使う人の心が満たされるような美しさ。それが『用の美』ではないでしょうか」
銅製竿長如雨露/根岸産業
以前、Honda Magazineにも登場いただいた、根岸産業 根岸洋一さん
「銅製竿長如雨露は、盆栽などに大量の水を優しい雨のように散水する。そのためには、この長さと形と銅でなければならない理由があるんです。単なる美しさだけではありません。使う人のことを考え抜くと、この形になったんです」
写真左から:オーバルコンテナ/桶栄、イロかご/近藤染工、特選銅製ケトル/銅銀星野製作所
新型FITが大きく変わったのは、伝統工芸と同じ考えで、“人中心”に“人の心地よさ”をデザインしたからなのです。