Honda Magazine

Hondaオーナーのみなさまに、
Hondaの裏話や真実を楽しくお伝えする雑誌です。

2020 Winter Vol.5
大きく変わった新しいFIT!
新型FIT なぜ変わった?
4代目FITの
開発チームに聞きました。


FITは今まで、他の同じサイズのクルマより、1ミリメートルでも広く、1秒でも速く、1キロメートルでも燃費がいいことを追い求めてきました。でも、新しいFITは、数値だけでなく「心地よさ」を「人が感じる」ことを最優先に考えたからです。

新型FIT開発チームのメンバー
目指したのは「用の美」です。

それがわたしたちの目指すクルマを一言で表す言葉です。

新型FIT開発チームのメンバー


「用の美」ってどんな意味?

「東京手仕事」プロジェクト
江戸の伝統工芸関係者に聞きました。

廣瀬範幸さん

「東京手仕事」プロジェクト
ブランドマネージャー 廣瀬範幸さん

「使う人のことを考えて考えて考え抜く。長い試行錯誤の時間と職人の手が生む、使う人の心が満たされるような美しさ。それが『用の美』ではないでしょうか」

「東京手仕事」ロゴ
「東京手仕事」とは
江戸職人の伝統の技に光を当て、その技術を受け継ぐ職人を応援するプロジェクト。時代にマッチした伝統工芸品を新しく創りだし、その魅力を国内外へ発信し普及促進する取り組み。

銅製竿長如雨露
銅製竿長如雨露/根岸産業
根岸洋一さん

以前、Honda Magazineにも登場いただいた、根岸産業 根岸洋一さん

「銅製竿長如雨露は、盆栽などに大量の水を優しい雨のように散水する。そのためには、この長さと形と銅でなければならない理由があるんです。単なる美しさだけではありません。使う人のことを考え抜くと、この形になったんです」

写真左から:オーバルコンテナ/桶栄、イロかご/近藤染工、特選銅製ケトル/銅銀星野製作所
写真左から:オーバルコンテナ/桶栄、イロかご/近藤染工、特選銅製ケトル/銅銀星野製作所


新型FITが大きく変わったのは、伝統工芸と同じ考えで、“人中心”に“人の心地よさ”をデザインしたからなのです。