

進学を考えているみなさん、Hondaに大学校がある!? って、ご存じでしたか?
「技術は人間社会に貢献するひとつの手段である」
「優れた技術者は人間的にも優れていなければならない」
Hondaの創業者・本田宗一郎のそんな思想のもと「ホンダ学園」はメカニックや開発者を育てる目的で1976年に創設され、 今、関東と関西の2つのキャンパスがあります。
そこで「ホンダ学園女子」の3人に話を聞きました。

ホンダ学園女子 関西 山下夏希さん
「ジェットに関わりたい! 知らなかったことを知るって楽しい!」
小学6年の時だったと思うんですけど、クルマが好きになってミニとかワーゲンとか、かわいいなって。そこから、クルマの中身も知りたいなって思い始めたのが、きっかけ。父から本田宗一郎さんのチャレンジ話とか、ものづくりへの想いとかも聞かされて、で、中学の時にホンダ学園のオープンキャンパスに参加。もうその時に決めました。
進路を話すと父は少し心配していたようです。一人娘ですし。でも今、まっしぐらな私をすごく応援してくれています。父は宗一郎さんのことが大好きですしね。
今、本当に楽しい。知らなかった知識をどんどん得られることが楽しい。今や、私が父にいろいろ教えられるし。でも、この仕事って就職してプロになってからが勝負かなって思っていますから、まだまだ勉強しなきゃって。
私、HondaJetの仕事がしたいんです。飛行機は未知の世界。だからチャレンジしたい。未知の世界ってドキドキする。だから絶対、ジェットに関わりたいんです。でもいつか、ホンダ学園に先生として戻ってくるのも、いいですね。

ホンダ学園女子 関西 堀田萌華さん
「めっちゃ仮面ライダーに憧れた! そこから今のわたしに」
仮面ライダーになりたいって幼い頃思って。あんなふうにバイクに乗れたらいいなって。そう言ったら父が「モトクロスやるか〜」って小さなバイクを買ってきてくれて、モトクロスチームに。そこで整備士としての仕事をしながらメカニックとしても活躍する監督の姿をみて、手伝いたくなったことが整備士を目指すきっかけに。
正直、高校よりもやることが多いし、勉強は大変だけど、詳しいことをやるのは楽しいです。メカニックへの憧れもありますが、今はまず、現場でお客さんのクルマやバイクにたずさわっていきたいと思っています。そこで女性やからっていうんでなく、この人がいるからって言われる整備士になりたいんです。男性と比較されるのでなく。
今もモトクロスが大好き! 田中雅己(たなか・まさみ)さん、めっちゃ好き! 成田亮(なりた・あきら)さんもすごい! ジャンプって怖いけど、実際飛んだら気持ちよかった。モトクロスって一斉にスタートするでしょ、ホンマ、かっこエエわあ。

ホンダ学園女子 関東 鎌形友紀さん
「迷ったし、オタクでもなかったけど、ハマっちゃいました」
高校の時に、大学でなく専門学校に行こうって思って。でも美容にも興味あったし悩みました。そんな時「好きじゃないと続かないよ」って人に言われて考えた結果がクルマ関係でした。父がトラック運転手だったこととか、映画『トランスポーター』や『ワイルド・スピード』を観た影響もあるかも。ちなみに姉は、私が迷った美容系に(笑)。
でもクルマやバイクにハマっていたわけではなかったので、最初は車種とかもわかんなくて、何言ってるんだろう? って日々。先生や仲間が親身に教えてくれて...... 女子だったことでめっちゃ得してるかな(笑)。
今、5,000円ぐらいで買った「N360」をレストアしようって。全部自分ひとりで卒業までにやって、Honda Carsに就職して、そのN360で通うことが一つの夢! この学校で初めていじったのがN360だから。正直、入学してからHondaを知ったんですけど、情熱がすごいメーカーだなって思うので、私も情熱でN360を! まだエンジンに手をつけたばかりですけど(笑)。
今、とにかく時間がないくらい学校や部活で忙しい。ハマっちゃいました(笑)。