Honda Magazine

Hondaオーナーのみなさまに、
Hondaの裏話や真実を楽しくお伝えする雑誌です。

2019 Summer Vol.4

「天気の子」スペシャル・スーパーカブ、誕生秘話!

新海誠監督の「秒速5センチメートル」「君の名は。」にスーパーカブが登場していたことを受け、ホンダマガジン編集部は2018年に、新海監督のパートナーである川口プロデューサーに会いに行きました。そこで、川口さんの熱い想い、そして新海監督とスーパーカブとの関係を伺い、ホンダマガジンで紹介させていただきました。

Honda Magazine 2018 Winter1

※Honda Magazine 2018 Winter号より
©Makoto Shinkai/CoMix Wave Films ©2016「君の名は。」製作委員会


  

その縁もあり、最新作「天気の子」を、封切り直後に観に行った編集部は、またまた驚きました! 最新作では今まで以上に重要なポジションで、スーパーカブが登場! さらにN-ONEまで登場しているではないですか!?
「天気の子」の美しい映像と感動が冷めないなか、急ぎ、川口プロデューサーに再び連絡をとりました。



時を同じくして、ホンダモーターサイクルジャパンの加藤社長も「天気の子」を鑑賞。

  
ホンダモーターサイクルジャパンの加藤社長

(株)ホンダモーターサイクルジャパン 代表取締役社長 加藤千明

    

加藤社長「こんなにスーパーカブを魅力的かつ、感動的に作品に登場させていただいた新海さん並びにスタッフの方に、何か恩返しはできないだろうかと思いました」


ここから、劇中で夏美の愛車として登場するスーパーカブを現実のものにしようという企画が、ホンダマガジンとホンダモーターサイクルジャパン、本田技研ものづくりセンターで走り始めました。つまりこの企画、お互いに、まったくタイアップも約束もなく、お互いの「想い」で走り始めたものだったのです。

劇中の夏美の愛車であるスーパーカブ、新海監督の描いた車両のベースは既存のスーパーカブ。ですが、そのカラーなどは市販されているものとは違い、夏美がカスタマイズしているイメージ。そこで、塗装も今回、オリジナルのカラーを新規開発。ホンダモーターサイクルジャパン、本田技研ものづくりセンターは、劇中の画像から得た情報に、さらに自分たちの妄想を膨らませ、製作を進めました。

  
開発デザイナー吉村

本田技研工業(株) 二輪事業本部 ものづくりセンター デザイン開発部 吉村雅晴


開発デザイナー吉村「お話をいただいてから3週間で、世界に一台となる、夏美の愛車を再現しました。映画を観たメンバーが盛り上がって、ヘルメットやナンバープレートも妄想を働かせて作りました。監督の描いたピンクは、夏美の年齢や性格を考えると、少し落ち着いたピンクだろう・・・とか。いや〜大変でしたが、楽しい企画でした」


「天気の子」スペシャル・スーパーカブ

こうしてホンダマガジンが縁となり、ホンダモーターサイクルジャパン、本田技研ものづくりセンターの奮闘で完成した世界に一台の「天気の子」スペシャル・スーパーカブと、夏美と帆高のヘルメット。
9月25日から銀座松屋でスタートした、「天気の子」展にてファンにお披露目されました。

 
多くのファンが跨って夏美気分で写真を!

多くのファンがまたがって夏美気分で写真を! この展覧会は、このあと全国を回る予定です。



そして「天気の子」川口プロデューサーは、この実車を見て??

次号のホンダマガジンで、詳しくお伝えしますので、2019Autumn号をお楽しみに!

さらに、次号ホンダマガジンでは、

この企画と連動したオリジナルグッズの販売も!!

「天気の子」展「天気の子」展