Honda Magazine

Hondaオーナーのみなさまに、
Hondaの裏話や真実を楽しくお伝えする雑誌です。

2019 Autumn Vol.3

新海誠監督 最新作「天気の子」。
劇中の夏美の愛車としてスーパーカブが登場!
そのスーパーカブを、Hondaが再現した!?

「天気の子」劇中のシーン1
「天気の子」劇中のシーン2
©2019「天気の子」製作委員会

世界に1台、「天気の子」スペシャル・スーパーカブ劇中から現実へ!
「天気の子」を観た編集部、そしてHondaの二輪関係者は驚きました。劇中で夏美の愛車として、スーパーカブが走り回っているではないですか! 新海監督作品「秒速5センチメートル」「君の名は。」に続きまたもや!! 感動したHonda Magazineとホンダモーターサイクルジャパンは、な、なんと、劇中の表現を忠実に再現、世界に1台となる、「天気の子」スペシャル・スーパーカブを創りあげてしまいました!

「天気の子」スペシャル・スーパーカブ

そこで、「天気の子」のプロデューサー 川口典孝さんに「天気の子」スペシャル・スーパーカブを披露。お話をうかがいました。

川口典孝とスーパーカブ

川口:これはすごい! このピンク、オリジナルカラー? 確かに新海は市販にない色を想定したんだけど......え〜!? カラーラベル番号が723(ナツミ)すごい! さすがHonda! 展示会でこのカブを全国のファンに見てもらおう!

塗装開発番号
塗装開発番号が、なんと、723!

今回で新海監督作品にスーパーカブが登場するのは三度目ですね。
川口:新海は「秒速」のロケハンの時、種子島でカブに乗っていたし、カブが一番新海作品に似合うでしょ? 必然ですよ。

夏美の声優が本田翼さんだったのは偶然? Hondaつながり?
川口:(笑)それは偶然。神の采配。でも夏美と本田翼さん、カブがバッチリ似合ってたでしょ!

今回はN-ONEまで出てきましたね?
川口:新海発案だったけど、須賀というキャラの設定からして、軽がいいかなと。それもあえて中古車のN-ONEで設定しました。

N-ONEとスーパーカブ

ホント、劇場でHondaの関係者みんなビックリしました。
川口:僕らは真摯に作品を考えた。その結果、カブやN-ONEが似合うからということだけで作品に使わせてもらった。それなのに、こんなにHonda関係者が喜んでくれて、こういうカブまで創ってくれて...こちらが感謝です。想いがつながるってすごいね!

川口:僕らはアニメの世界。紙と鉛筆とデジタルの世界。だから、こういう実物になって目の前に現れることに素直に感動します。新海も驚くし、絶対、喜ぶだろうなぁ。

新海作品、これからも期待しています!
川口:まだまだ新海は進化している。まだ夢の入口なんで、彼も僕も。全然満足していないし、そのエネルギーにまた人が集まる。でも今は「天気の子」をみんなが応援してくれて素直に嬉しい!

夏美と帆高のヘルメット
夏美と帆高のヘルメットそのままのカラーリング!

劇中のカブのナンバー
劇中のナンバーを模擬製作
ただし世田谷区ではなく天気区!?

川口典孝

<プロフィール>
川口典孝(かわぐち・のりたか)
1969年生まれ。アニメーション映画の企画・製作・配給を行う(株)コミックス・ウェーブ・フィルム、代表取締役。新海誠監督の商業デビュー作『ほしのこえ』から新海作品を支える。スーパーカブ90をはじめ、CB750F、CL90も所有する大のバイク好き。


東京・松屋銀座での「天気の子」展の様子
東京・松屋銀座での「天気の子」展の様子
スーパーカブにまたがって写真を撮れます!

ということで、Honda Magazine、ホンダモーターサイクルジャパン共同企画の「天気の子」スペシャル・スーパーカブは、「天気の子」展で、全国へ!