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OEM事業領域

Hondaが行うOEM販売

自社の商品または商品の一部を他社へ供給し、他社ブランドとして販売することをOEM販売と呼びます。 一般的にOEM販売においては、競合他社へ自社の商品または商品の一部を供給することはありません。 しかし、Hondaは自社と競合関係にある企業に対しても、汎用エンジンを提供しています。これは、パワープロダクツ事業が長期に亘り貫いてきた姿勢であり、結果として世界におけるOEM販売台数はパワープロダクツ事業売上台数の約7割を占めるに至っています。

Hondaパワープロダクツ事業の販売台数比率

さまざまな企業へエンジンを提供

HondaのOEM販売では、年間で約400万台の汎用エンジンを供給しています。その供給先は、世界56か国2,205社となっています。 HondaのOEM販売では、供給に際して供給企業の要望に応じた対応をするとともに、適切な汎用エンジンを共同で開発するなど、供給のためのサポートにも力を注いでいます。また、供給企業には、Hondaの商標である"POWERED by HONDA"の使用を許諾しています。これにより、供給企業が自社製品の動力源としてHondaを使用していることが消費者に分かりやすく伝えることを可能としています。

Honda汎用エンジンを搭載したOEM商品

世界中の産業機械の動力源としてHonda汎用エンジンのOEM先企業は、造園・緑地管理業、農業、漁業、林業、土木・建設業、レジャー産業など、非常に多岐に亘っています。